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世界遺産マチュピチュについて知る

内容

南米ペルー、アンデスの山中に現れる世界遺産のマチュピチュ。15世紀中ごろのインカ帝国の遺跡です。標高2400メートルの断崖の上に、なぜこのような空中都市が作られたのでしょうか。遺跡はおよそ9ヘクタール。住居の跡も残され、500人以上が暮らしていたと考えられています。整然と積まれた石の壁。高い技術を必要とします。水道も整備されていました。水路には今でも、山のわき水が出ています。石の柱インティワナは「太陽をつなぎ止める石」という意味でこの石を利用して太陽の動きを観測していたと考えられています。「太陽の神殿」には東の壁に、2つの窓が開いています。冬至の日には左の窓から朝日がまっすぐに差し込みます。夏至には右の窓から朝日が差し込みます。東西が断崖絶壁のマチュピチュは、太陽の動きを知るのに絶好の場所でした。謎の空中都市はインカの宗教都市として築き上げられたのかもしれません。

世界遺産 マチュピチュ(ペルー)
世界遺産マチュピチュの遺跡の施設や建物について説明する。