ねらい

干潟に立つ世界遺産モン・サン・ミシェルが自然と調和してきた様子と、その歴史について知る

内容

フランス北西部の、20キロにわたる広大な干潟にうかぶ小島。世界遺産モン・サン・ミシェルです。 周囲1キロ足らずの島の中心は、8世紀からおよそ800年かけて建てられた、古い修道院です。頑丈な石造りの建物で、城砦や監獄として使われた時代もありました。いまでは、多くの巡礼者が訪れる聖地として、また、観光地としても知られています。潮が引くと干潟が現れ陸地に変化します。干潟に設置した網に魚がかかります。潮の満ち引きの差が激しいため、それを利用した昔ながらの漁が今でも行われているのです。干潟に潮が満ちてきました。潮が押し寄せる早さは秒速1メートル以上。大潮のときはわずか1時間足らずで深さ15メートルの海になります。大自然が生み出す不思議な景観と、古い歴史を物語る建築。モン・サン・ミシェルでは、人と自然が調和した風景を見ることができるのです。

世界遺産 モン・サン・ミシェル(フランス)
世界遺産モン・サン・ミシェルと、それをとりまく自然環境を説明する