あらすじ一覧

ツバメがやってきた!

オープニング

オープニング

scene 01ツバメのくらしを観察

春から夏。あたたかくなってくると、見ることがふえるこの鳥。そう、ツバメです。今日は、ツバメのくらしを観察します。

scene 02今年もやってきたツバメ

5月。里山にやってきたひとみちゃん。ツバメはどこにいるのでしょう。実はひとみちゃん、3月に来たときに、ツバメの巣を見せてもらいました。民家の軒先(のきさき)に作られたツバメの巣。でも、ツバメはいませんでした。ツバメは、毎年決まって4月の終わりから5月にかけてやってくるのだそうです。3月にたずねたあの家をおとずれてみると、ツバメが来ているとのこと。さっそく見せてもらいます。ちょうどツバメが巣に帰ってきました。今年も4月の終わりから、この巣にきているそうです。

scene 03巣の中にはたまごが

ツバメの巣の中は、どうなっているのでしょう。ツバメは、ときどき巣を出て、しばらくするともどってきます。ツバメをおどろかせないように、巣からはなれたときに中を見ることにしましょう。ツバメが出ていきました。長いぼうの先にかがみをつけて、中をのぞいてみます。たまごが5こありました。巣の中にたまごを産んで、あたためているのです。毎年同じ季節にやってきて、たまごを産むツバメ。どうしてこの季節なのでしょう。

scene 045月にやってくるわけは…

3月。里山の木や草はかれたように見えるものが多く、田んぼにも、まだ水ははられていません。5月になると、田んぼに水がはられ、イネやまわりの木々も青々としています。ツバメがやってきたのは、このようにまわりの様子が変わったことと関係があるのでしょうか。6月初め。たまごはどうなったのでしょう。巣からツバメのヒナが顔を出しました。元気に育っています。

scene 05ヒナの育つ様子

ヒナが育つ様子を見てみましょう。親鳥がたまごをあたため始めてからおよそ2週間。ヒナがたまごから出てきました。ヒナは親鳥から食べ物をもらって食べます。たまごから出てきて2週間。だいぶ大きくなりました。こんなに大きくなっても、まだヒナは、親鳥から口うつしで食べ物をもらっています。いったい何を食べているのでしょう。

scene 06ヒナは何を食べている?

ツバメのヒナが何を食べているのか、どうすれば調べられるのでしょう? ヒナが巣の外へふんをしました。ふんに何が入っているかを調べれば、ヒナの食べているものがわかるかもしれません。ヒナのふんを水にひたしてばらばらにします。かわかしたものをよく見ると、虫のはねや頭が。昆虫(こんちゅう)? ツバメのヒナは昆虫を食べているようです。

scene 07ツバメは昆虫をつかまえていた

親鳥がヒナに食べさせているのは本当に昆虫(こんちゅう)なのでしょうか。巣をはなれて飛び立った親鳥の後をおいかけてみましょう。ツバメは、田んぼの上を行ったり来たり、飛び続けています。よく見ると、空中で何か小さなものをつかまえています。昆虫のようです。この季節、田んぼの近くにはたくさんの昆虫がいます。ツバメがこの季節にやってきて子育てをするのと、関係があるのかもしれません。