あらすじ一覧

オープニング

(オープニングタイトル)観察(かんさつ)し、仮説(かせつ)を立て、実験(じっけん)し、考察(こうさつ)する。科学の考え方を学べ。『考えるカラス』。

scene 01考える観察「水にうかぶ一円玉」

まずは、“考える観察(かんさつ)”から。今日は、水にうかぶ一円玉を観察します。水にういている一円玉を容器(ようき)のはしによせても、中央にもどってきます。べつのところのはしによせても、やはりもどってきました。ためしに、水面に木片(もくへん)をのせてみます。すると、木片は容器のはしにくっつきました。はなしても、また、はしにくっつきます。そこで、もう一枚(まい)、一円玉を水面にのせてみます。すると一円玉どうしがくっつきました。はなしても、またくっつきます。

scene 02一円玉と木片が入れかわる?

次に、容器(ようき)に水を足してみます。水が容器からあふれそうなくらいいっぱいに足すと、今度は一円玉がはしによって、木片(もくへん)が真ん中に来ました。逆(ぎゃく)になったのです。木片をはしによせても、真ん中にもどってきます。一円玉をはしからはがしても、勝手にはしにくっつきます。水をぬいてへらしてみると、もとにもどりました。二枚(まい)の一円玉が真ん中に、木片がはしです。一円玉と木片。何がそんなにちがうのでしょう。

scene 03デデニオン「座れないイス」

三人が歩いていくと、イスが落ちていました。うしろの2本の脚(あし)が短いので、すぐたおれてしまって座(すわ)れません。どうすればいいか、みんなで考えます。一人がレンガを持ってきて、短い脚の下におきました。これで、座ってもOKです。ここで仮説(かせつ)。「このイスは斜面(しゃめん)におくとちょうどよいのでは?」。さっそく仮説をためします。今歩いてきた坂のリンゴの木の下にこのイスをおくと、坂にぴったり。イスに乗ってリンゴの実をとることができました。仮説通りでよろこぶ三人。

scene 04考える練習「お盆と風船」

今日は、お盆(ぼん)と風船を使った問題です。台の上に立って、お盆と風船から同時に手をはなします。お盆が先に落ちて、風船はあとからゆっくり落ちました。ここからが問題です。今度は、お盆の上に風船をのせます。そして手をはなすと、このお盆と風船はどうなるのでしょうか。1.お盆が先に落ち、風船はゆっくり落ちる。2.いっしょに落ちる。3.お盆は落ちるが、風船は上がる。答えは最後(さいご)に…。

scene 05今日のはっけん「サインペンのふた」

♪だれかに言うほどでもなく ごまつぶくらいに小さな 今日のはっけん。サインペンのふたしめるとき カチッていう音がする この「カチッ」ってなんだ? ふたのとこ見てみる 小さいでっぱりがある ひそかなストッパー これが「カチッ」のもと。なんでもない 今日のはっけん。あしたもまた なにかあるだろ♪

scene 06考える練習~解答編

考える練習「お盆(ぼん)と風船」の答えです。手をはなすとどうなるかという問題。1.お盆が先に落ちる。2.いっしょに落ちる。3.お盆は落ち、風船は上がる。やってみると…、いっしょに落ちました。なぜでしょうか。お盆にのせずに風船をそのまま落とすと、ゆっくり落ちます。それは、空気の抵抗(ていこう)があるからです。お盆は、風船よりも…。ここから先は、自分で考えよう。これからはみんなが、考えるカラス。