あらすじ一覧

オープニング    

観察(かんさつ)し、仮説(かせつ)を立て、実験(じっけん)をし、考察(こうさつ)する。科学の考え方を学べ。『考えるカラス』。(オープニングタイトル)

scene 01考える観察「水の色」

まずは、“考える観察(かんさつ)”から。おふろにたまっている水を見ると、色がついているように見えます。緑がかった青色です。水は透明(とうめい)なはずなのに、なぜ色がついて見えるのでしょう。おふろ場で見ているせいかもしれません。コップにくんで、おふろの外で見てみます。すると、色はなく透明です。ねんのため、空のコップとくらべてみます。水が入っているほうがほんの少し青いような気もしますが、はっきりとはわかりません。

scene 02水を入れたコップを重ねていくと?

では、コップを重ねていくとどうなるのでしょう。水を入れたコップを重なって見えるようにならべておいていくと、5個(こ)、6個、7個と重ねていくうちに、青い色が見えてきました。でもこれは、水の色が重なってこくなったのではなく、ガラスの色が重なって青く見えているのかもしれません。

scene 03おくゆきがあると青く見える?

透明(とうめい)な長いつつを用意しました。つつの両はしはとじてあります。テーブルの上に横にしておき、つつの真ん中あたりに開けた穴(あな)から水を入れていきます。水がいっぱいになりました。横から見ると透明ですが、つつのはしのほうから縦(たて)に見ると、青く見えました。おふろの水の色にかなりにています。やはり、水はおくゆきがあると青く見えるのでしょうか。

scene 04おふろの水がへっていくと色は…

おふろの水とくらべてみます。同じような色ですが、少しおふろのほうが色がこいようです。水が多いからなのでしょうか。浴槽(よくそう)のせんをぬいてみます。水がへっていくと色のこさはどうなるのでしょう。考える観察(かんさつ)。

scene 05デデニオン「ひとつだけ消えている」

デデニオンの三人がテレビ売り場にやってきました。たくさんあるテレビのひとつだけ消えています。リモコンでそのテレビをつけると、ほかのテレビが全部消えてしまいました。そのテレビを消すとほかのテレビが全部つき、そのテレビをつけるとほかのテレビが全部消えます。そこへ犬がやってきて、消えているテレビの一台の前にねそべりました。リモコンのスイッチをおすと、ひとつだけついていたテレビが消えてほかのテレビがつきますが、犬のうしろのテレビは消えたままです。そこで、消えている二台のテレビの前に二人がねそべり、スイッチをおすと全部が消え、もう一度おすと…。

scene 06考える練習「ボールと水」

今日は、透明(とうめい)なボールを使った実験(じっけん)です。このボールを、水の入った丸いビンに入れます。するとボールが大きく見えます。ビンがレンズのような役目をしているのです。このボールに小さな赤いシールをはります。これをボールのうらがわから見ると、やはり大きく見えます。ここからが問題。このボールをこのまま水の中に入れると、シールの見え方は、大きく見えているときとくらべてどう変化(へんか)するのでしょうか。1.さらに大きく見える。2.かわらない。3.小さく見える。答えは最後(さいご)に…。

scene 07今日のはっけん「じめんの穴」

「♪だれかに言うほどでもなく だけどちょっとだれかに言いたい 今日のはっけん。街路樹(がいろじゅ)の根元ふと見れば なにやらいっぱい穴(あな)がある この穴なんだ? 木の幹(みき)を見てみる セミのぬけがらがある そうか セミが出てきたあとの穴か なっとくした 今日のはっけん あしたもまた なにかあるだろ♪」。

scene 08考える練習~解答編

考える練習「ボールと水」の答えです。やってみると…、答えは「3.小さく見える」でした。ボールそのものは大きく見えるのに、シールは小さく見える。どうしてそうなるのでしょう。そもそもシールが大きく見えるのは、光が曲がるからです。光は、ある物質(ぶっしつ)からべつの物質に進むとき、そのさかい目で曲がることがあります。ボールを水に…。ここから先は、自分で考えよう。これからはみんなが、考えるカラス。