あらすじ一覧

オープニング

観察(かんさつ)し、仮説(かせつ)を立て、実験(じっけん)をし、考察(こうさつ)する。科学の考え方を学べ。『考えるカラス』。(オープニングタイトル)

scene 01考える観察「ヘリコプターの重さ」

まずは、“考える観察(かんさつ)”から。無線操縦(むせんそうじゅう)のヘリコプター。手で持つと、想像(そうぞう)以上に軽いものです。今日は、これを観察します。重さをはかると、25gしかありません。はかりの上にのせたまま、ヘリをとばしてみます。ヘリがうくと、はかりの針(はり)はどうなるのでしょう。やってみると、ヘリがういても、はかりの針はほとんど動きません。ヘリの重さの25gのままです。なぜなのでしょう。考える観察。

scene 02デデニオン「チーズどろぼうをつかまえろ」

チーズをくわえてにげるネズミを、三人が追いかけてきました。ネズミは地面の四つのあなの一つににげこみます。見はっていると、ネズミはべつのあなからにげていきました。ここで仮説(かせつ)。二つのあながつながっている?するとネズミがもどってきて、にげだしたあなに入り、またべつのあなから顔を出します。仮説2.三つのあながつながっている? するとさらに別のあなから顔を出すネズミ。仮説3.あなは全部つながっている? 三人では四つのあなを見はれません。あきらめた三人が行ってしまうと…。

scene 03考える練習「台車と風船 ふたたび」

今日は、前にやった問題の追加(ついか)です。前にやったのは、台車に風船をはりつけ、透明(とうめい)な箱をかぶせて、おす。すると風船はどうなるかという問題でした。そのときの答えは、「前にかたむく」でした。この実験(じっけん)について、たくさんのおたよりがとどきました。その一つです。「もしかして、風船がういているのが関係(かんけい)しているのではないかと、追加の実験を考えて見ました。箱の中に、今度は重いものをぶら下げます。そして台車をおしたとき、その重いものはどちらに動くのか、という実験です」。実際(じっさい)にやってみましょう。

scene 04重い風船で実験すると… 

前の実験(じっけん)の風船と同じ大きさにふくらませた青色の風船があります。重くするために、中には少しだけ水が入っています。これを、台車にのせた透明(とうめい)な箱の中にぶら下げます。ここで問題。この台車をおしたとき、オレンジ色の風船は前にかたむきますが、青色の風船はどうなるのでしょうか。1.前にかたむく。2.うしろにかたむく。3.かたむかずそのまま。答えは最後(さいご)に…。

scene 05今日のはっけん「甘栗のなぞ」

♪だれかに言うほどでもなく 針(はり)のあたまくらいに小さな 今日のはっけん。ひさびさにたべる甘栗(あまぐり) なんだこれ? やけにぺったんこ ほかのはぷっくりしてる こっち側(がわ)はぺったんこ たいらなとこあわせてみる そうか もしかして こうしてイガの中でくっついてたのか かたちには理由(わけ)があるんだな。なんてことない 今日のはっけん♪

scene 06考える練習~解答編

考える練習「台車と風船 ふたたび」の答えです。台車をおすと、ぶら下げた青い風船はどうなる? 実際(じっさい)にやってみると、青色の風船はうしろにかたむきました。答えは、「2.うしろにかたむく」です。この追加(ついか)の実験(じっけん)で、ぶら下げた重い風船はうしろにかたむき、ういている軽い風船は前にかたむくということがわかりました。でも、重い・軽いというのは、何にくらべて重い・軽いなのでしょうか。箱の中に入っているのは、ほかに、空気が…。ここから先は、自分で考えよう。これからはみんなが、考えるカラス。