あらすじ一覧

オープニング

観察(かんさつ)し、仮説(かせつ)を立て、実験(じっけん)をし、考察(こうさつ)する。科学の考え方を学べ。『考えるカラス』。
(オープニングタイトル)

scene 01考える観察「柿の種」

まずは、“考える観察(かんさつ)”から。お菓子(かし)の『柿(かき)の種(たね)』。柿の種というからには、くだものの柿と何か関係(かんけい)があるのでしょうか? 柿から、種を取り出してみます。丸い形です。『柿の種』を横にならべると、あまりにていません。この『柿の種』は本当にくだものの柿の種のことなのでしょうか。

scene 02いろいろな種類の柿

八百屋さんに来ました。柿(かき)にはいろいろな種類(しゅるい)があるようです。もしかしてこのなかに、種(たね)が細長いものもあるのでしょうか。一個(こ)ずつ買ってきました。種の形を調べてみます。まず、富有柿(ふゆうがき)。これは、丸い形です。『柿の種』とはにていません。次は、次郎柿(じろうがき)。この種も丸い形でにていません。

scene 03実も種も細長い筆柿

つづいて、太秋柿(たいしゅうがき)。少し細長い形ですが、これもにていません。次は、細長い筆柿(ふでがき)。筆柿の種(たね)は細長く、『柿の種』を横にならべると、そっくりです。『柿の種』の「柿」とは、筆柿のことのようです。しかし、なぜ筆柿だけが、実も種も細長いのでしょう。考える観察(かんさつ)。

scene 04デデニオン「ふしぎな土管」

三人が歩いていくと、曲がった土管(どかん)が2本と赤い玉が一つありました。赤玉を土管の口に入れると、反対がわの口から赤玉が出てきました。その赤玉をもう1本の土管の口に入れると、反対がわの口からはなぜか白い玉が出てきました。ふしぎ! もう一度その白玉を入れると、やはり白玉が出てきます。もう一度入れても白玉が出てきました。そこで仮説(かせつ)。「もともと土管の中に5個(こ)の白玉があり、今、赤玉が真ん中にある」。さっそく仮説をためします。白玉を入れていくと3回目に赤玉が出てきました。仮説通りでよろこぶ三人。

scene 05考える練習「缶と画びょう」

今日は、アルミ缶(かん)を使った問題です。二つのアルミ缶が発泡(はっぽう)スチロールの上に少しはなしておいてあります。真ん中に画びょうを糸でつるしたストローを、二つのアルミ缶の上にのせます。塩化(えんか)ビニルのパイプと布(ぬの)を用意し、よくこすり合わせると静電気(せいでんき)が起きます。ここで問題。静電気のたまったパイプを左の缶にこすりつけて静電気を缶にうつします。これをくりかえして静電気を左の缶にためていくと、画びょうはどうなるのでしょうか。1.左の缶にくっつく。2.右の缶にくっつく。3.左右にゆれる。答えは最後(さいご)に…。

scene 06考える練習~解答編

考える練習「缶(かん)と画びょう」の答えです。左のアルミ缶に静電気(せいでんき)をためると、画びょうはどうなる? 実際(じっさい)にやってみると…、答えは、「3.左右にゆれる」でした。どうしてそうなるのでしょう。缶に静電気がたまると、画びょうはすいよせられ、缶にくっつきます。すると、缶にたまっていた静電気が画びょうにうつり、同じ…。ここから先は、自分で考えよう。これからはみんなが、考えるカラス。