あらすじ一覧

What do you want for your birthday?

scene 01“What do you want for your birthday?”

「あれもいいし…これもいいし…うわっ!」。考えごとをしながら歩いていたTakaがつまずいて転びました。自分への誕生(たんじょう)日プレゼントに何を買おうかまよっていたのです。「まだ先なんだけど、ワクワクがとまらなくて」とTaka。「『誕生日に何がほしい?』って聞けたらかなり会話がもりあがらない?」とMasa。どうやって聞けばいいのか聞くと、「『何』は?」とMasa。「what」とTaka。「『ほしい』は?」。「want」。「そう。だから、『誕生日に何がほしい?』と聞きたいときは、“What do you want for your birthday?”って聞くといいよ」とMasaが言いました。「じゃあ、さっそくやってみようか」。

scene 02“We’re in Venice in Italy.”

今回つながったのは、ザンボンさんファミリー。レイカ、弟のアルダル、そしてお父さんのダビデさんとお母さんのシープレアさんです。“Where are you now?”と聞くと、“We’re in Venice, in Italy.”という答え。「ヴェニス! ヴェネチア! 水の都!」と興奮(こうふん)するTaka。ヴェネチアには町中に運河が流れていて、水に囲まれたすてきな町。車での移動は禁止され、船を使って生活しています。

scene 03つりざお、カメラ、新しいスマホ…

誕生(たんじょう)日に何がほしいか聞きます。“アルダル、What do you want for your birthday?”とTakaが聞くと、“I want a fishing rod.”という返事。「つりざお!」とMasa。続いてレイカにも“What do you want for your birthday?”。レイカは“I want a camera.”と答えました。「どこで写真とってもいい感じになりそう」とTaka。「カメラ好きにはたまらないよね」とMasaも言います。レイカが“What do you want for your birthday?”と聞いてきました。“I want a new camera, too.”とMasa。Masaもカメラがほしいのです。“I want a new smartphone.”とTaka。“Why?”と聞かれ、“My smartphone is so old. Bad condition.”とTaka。お母さん、大笑い。

scene 04家のゆかが小さな石でできている?

すてきな街なみを見ながらお家へ向かいましょう。“That’s our house.”とレイカが建物を指さしました。“It’s 300 years old.”とお母さんが言います。300年前に建てられた家だそうです。“Now, let’s go inside!”とお母さん。お家の中を見せてもらいましょう。「中、きれいだね。300年という感じじゃないよ」とTaka。家には“水の都”ならではの特徴(とくちょう)が。お母さんが指差したのは、ゆか。“It’s made of stones.”。ゆかが小さな石でできているのです。なぜなのか聞いてみると、“Sometimes it gets wet in Venice.”と言います。「ウェットって、ぬれちゃうみたいなこと?」とTaka。

scene 05大雨や高潮のときは…

どういうことなのか聞くと、家の前が水びたしになっている写真を見せてくれました。ヴェネチアでは大雨や高潮(たかしお)などで運河の水かさが増し、街なかはもちろん、家の中まで水びたしになってしまうことがあるのです。“What do you want on those days?”とTaka。そんな日は何がほしいか聞くと…。“I want rain boots. Long rain boots.”とお母さん。「長ぐつ、そうか」。「特に長いやつがほしいって」。お母さんが長ぐつを見せてくれましたが、もっと長い長ぐつがほしいみたい。そう、地元の人たちは水びたしにも慣れっこ。長ぐつさえあれば、食事にも買い物にも行けるのです。

scene 06運動も絵も得意なレイカ

続いて、レイカの部屋へ。“Oh, it’s so cute!”。とてもキュートな部屋です。“So many pictures on the wall.”とMasa。かべにたくさんの写真がはってありました。部屋の中に緑色の布がつるされています。“What is that green thing?”。その緑色のものは何なのか聞くと、レイカは“I can climb.”と、布をつかんで登り始めました。どんどん登っていき、2階のゆかにおり立ちました。“Oh, Reika is powerful!”とTaka。レイカのパワフルさにびっくりです。レイカが“And I love drawing.”と言いました。絵をかくのも大好きなのです。自画像を見せてくれました。なかなか迫力(はくりょく)のあるポートレートです

scene 07Quiz time!

日本のアニメも大好きだというレイカから“クイズタイム”。レイカが今までかいてきたジブリの絵のなかで、いちばんのお気に入りは? “Red Pig”とTaka。『紅(くれない)の豚(ぶた)』を言いたかったようですが、“No.”とレイカ。“Princess Mononoke?”とMasa。“No.”。“Laputa”。“No.”。なかなか当たりません。「もうあれしかないよね」とTakaが言ったのは、“Totoro!”。でも、レイカは“No.”。「ノー?」。正解は…。“This is my favorite!”とレイカが見せたのは、まさかの、宮崎駿(みやざき・はやお)監督(かんとく)の絵でした。「意外だよね」。「作品を当てようとしていたのに」。

scene 08 お母さんからもQuiz time!

イタリアといえばパスタ! お母さんからも“クイズタイム”。ザンボンさんの家には何種類のパスタがあると思いますか? “5”とTaka。“No.”とお母さん。“7?”とMasaが聞くと、“More. More.”とお母さんが言います。「もっと?」。“11”とTaka。“More. More.”。正解は…。お母さんがキッチンのたなからパスタの容器を取り出してならべ始めました。「え? あれ全部パスタ?」。“1,2,3…”。「見たことなのいパスタ」。「ふつうのスパゲティ的なものはなかなか出てこないね」。“10,11…”。どんどん出てきます。なんとその数、14種類! イタリアの家ではソースによってパスタを使い分けているのです。

scene 09耳たぶの形のパスタと豆のスープ

するとお母さんが、“Masa! What do you want for today’s lunch?”と言いました。「今日のランチはどれがいいかって」。Masaが答えます。“So… I want the pasta next to the spaghetti.”。スパゲティのとなりの容器に入っていたのは、「オレキエッテ(小さな耳)」という耳たぶの形のパスタです。そしてお母さんが、Masaリクエストのオレキエッテを使ってランチを作ってくれました。オレキエッテは、豆といっしょにスープにするのがおすすめだそうです。

scene 10ヴェネチアに行ってパスタを食べたい!

“How was Venice?”。お母さんが“ヴェネチアはどうだった?”と聞いています。“It was a really great tour. Thank you.”とMasa。“You’re welcome.”とレイカ。“We’re happy.”とお母さんも言いました。“I want to visit Venice and eat pasta.”とTakaが言うと、“Yes!”とレイカ。お母さんも“That’s great!”と言います。Masaが“Ciprea’s pasta!(シープレアさんのパスタ!)”と付け加えました。“What do you want for your birthday?”を使ってみたら、ヴェネチアのくらしをちょっぴり知ることができました。