あらすじ一覧
「Takaは、最近どこかに行った?」とMasa。「このあいだ大分県に行って、お刺身(さしみ)とか食べたよ」とTaka。すると、“How was it?”とMasa。「『ハウ ワズ イット』とは何だい? 初めて聞いたやつだ。“How is it?”は『どうですか?』という意味だよね」とTaka。「“How is it?”ににてるけど、“How was it?”では、『どうでしたか?』と過去のことを聞けるよ」とMasaが言います。「じゃ答える場合は?」。「たとえば、“It was good.”みたいに、“It was …”で答えられるよ」。Masaに“How was the food?”と聞かれ、“It was delicious.(おいしかった)”とTaka。これを使って、世界とつながってみましょう。
今回つながったのは、トラヴィスくん、11歳(さい)。“Where are you now?”と聞くと、“I’m in the Philippines.”とトラヴィス。「フィリピンというと果物のイメージだよね」とTaka。“I like pineapples from the Philippines. Do you like pineapples, too?”。「ぼくはフィリピンのパイナップルが好きだよ。君も好き?」とTakaが聞くと、“Yes, I do.”とトラヴィスが言いました。フィリピンは7000以上もの島が集まった国で、年間の平均気温はおよそ26℃。そのあたたかい気候からフルーツの栽培(さいばい)がさかんで、日本が輸入するバナナやパイナップルの8割(わり)以上がフィリピン産です。
Masaがたずねます。“How is the weather? Is it hot?”。「天気はどう? 暑い?」。すると、“Today is 29 degrees, but it is a cool day.”とトラヴィスが答えました。「29 degrees.」。「29℃?」。「でも、今日はすずしいって言ってた」とMasa。「29℃ですずしいんだ。基準がちがうね、ぼくらと。ずっと夏というイメージがあるけど、夏休みっていうのはどのあたりだろうね」とTaka。そこでMasaが聞きました。“When is your summer vacation?”。「夏休みはいつ?」。答えは、“It’s in April and May. Two months.”。「4月と5月? Two monthsって言ったから2か月? 長いね。うらやましい!」とTaka。
今度はTakaが質問。“What did you do during summer vacation?”。前回覚えた「夏休みには何をしたの?」です。“I went to swimming school.”とトラヴィス。スイミングスクールに行ったそうです。“Can we see the picture?”。「写真見せてもらえる?」とMasaが言うと、トラヴィスはプールサイドの写真を見せてくれました。そこでTakaが聞いてみます。“How was it?”。すると、“It was fun.”。“楽しかったよ”とトラヴィス。Masaが“Please show us your house.”。「ぼくたちに家を見せてくれる?」と言いました。“Of course. Come with me.”。“もちろんだよ。ついて来て”とトラヴィス。
トラヴィスが最初に見せてくれるのは…。“This is our banana tree.”。庭にあるバナナの木です。「すごいね。家にマイバナナの木がある。立派(りっぱ)に育ってるよバナナが」とおどろくTaka。“They look delicious. Can you eat them?”。「おいしそうだね。食べられるの?」とMasaが聞くと、“No, I can’t eat them. It’s still green.”とトラヴィス。まだ緑色なので食べられないそうです。庭をさらに進んでいくと…。小屋のようなものがありました。“What is that?”。「それは何?」と聞くと、“This is a bahay kubo.”とトラヴィスが言いました。「バハイクボ?」。
バハイクボとは? 中にいたお母さんに聞いてみましょう。“What is a bahay kubo?”と聞くと、“バハイクボは、竹でできているフィリピン式の家よ”と教えてくれました。さらにMasaが、“What were you doing in the bahay kubo?”、「バハイクボの中で何をしていたんですか?」と聞くと、“We were enjoying a break.”、“休憩(きゅうけい)していたの”とのこと。バハイクボは気温の高いフィリピンには欠かせない、すずむための休憩場所です。“How was it?”とTakaが聞くと、“It was cool.”とお母さん。すずしいので、バハイクボでちょっとお昼寝(ひるね)をするのが好きだそうです。
次は、家の中へ。“This is our dining room.”とトラヴィス。かなり広いダイニングルームです。“On my birthday, we had a family party.”とトラヴィス。トラヴィスの誕生日(たんじょうび)にファミリーパーティをしたそうです。“How was it?”とTakaが聞くと、“It was very fun.”とトラヴィス。とっても楽しかったと言います。“What did you do at the party?”。「パーティでは何をしたの?」とMasaが聞くと、“We played games like Stop Dance.”とトラヴィス。“ストップダンス”というゲームをしたと言います。「ストップダンス?」。TakaもMasaも初めて聞きました。
Takaがトラヴィスにたずねます。“What is Stop Dance?”。「ストップダンスって何?」。するとトラヴィスが、“音楽が流れているときにおどって、音楽が止まったらダンスもやめるんだよ”と説明しました。“ストップダンス”をやって見せてもらいます。音楽に合わせてダンスをし、音楽が止まったところでピタッと動きを止めるのをくりかえすのです。おもしろい動きにTakaもMasaも大笑いです。「おもしろいね!」。“How was it?”とMasaが聞くと、“It was very fun.”とトラヴィス。“とっても楽しかった”。
「フィリピンでほかにお祭りとかもりあがるのはあるのかな?」とTaka。Masaが聞いてみると、“We have the Mango Festival.”とお母さんが言います。「マンゴーフェスティバル? 南国感すごいね」。トラヴィスのすむサンバレス州はマンゴーの産地。毎年豊作をいのるマンゴーフェスティバルが開かれ、はなやかなパレードやコンテストが行われます。“This was my costume.”と、トラヴィスがモデルコンテストで着たコスチュームの写真を見せてくれました。「ワーオ! 君はマンゴーの王様だね」。Masaが“How was the festival?”。「フェスティバルはどうだった?」と聞くと、“It was excellent.(すばらしかった)”とトラヴィス。
最後に、マンゴーを使ったデザートを見せてくれます。冷蔵庫(れいぞうこ)から取り出したのは…。“This is halo-halo.”。“これはハロハロだよ”とトラヴィス。それを聞いて「ハロハロってフィリピンのだったの?!」とおどろくTaka。“Do you know halo-halo? Do you have it in Japan?”。“ハロハロ知ってるの? 日本で食べたことある?”とうれしそうなトラヴィス。“We can buy it at a convenience store. I ate it last summer.”。「コンビニで買えるんだ。去年の夏に食べたよ」とTakaが言うと、“How was it?”とトラヴィス。“It was very delicious.”。「すごくおいしかった」とTaka。
ここで、そんなハロハロに関する“クイズタイム!”。「ハロハロ」という言葉の意味は何でしょう? トラヴィスが持っていたハロハロに小さなパラソルが立っているのに気づいたTakaが、“Is it ‘ocean view’?”と聞きますが、“No.”。“Is it ‘Hello’?”とMasa。やはり“No.”。正解は…。“The answer is ‘mix’.”とトラヴィス。「ハロ」はミックスという意味。「ミックスってことか」。「混ぜ混ぜだね」。アイスやフルーツがたくさんトッピングされたハロハロ。よく混ぜたそのお味は? “How is it?(どう?)”と聞くと、“It’s tasty.(おいしい)”とトラヴィス。
“How was today?”。トラヴィスが“今日はどうだった?”と聞いてきました。“It was very exciting. And I want to play Stop Dance with you.”。「とっても楽しかったよ。君とストップダンスをやってみたいな」とTakaが答えました。“How was it?”を使ってみたら、フィリピンのことをちょっぴり知ることができました。