あらすじ一覧
「Takaさ、キソ英語を学んでもう一年になるね」とMasa。「だね。ずいぶんいっぱい話してきたね」とTaka。すると、「今日は、これまで学んできたキソ英語を使って、これまで以上に世界の人とつながってみようよ」とMasaが言いました。「おー、いいねぇ。じゃ今日こそは、“Where are you now?”はTakaが言わせてもらいますよ」とTakaもやる気満々です。「ぜひ言ってください」とMasa。さっそく、今日も世界とつながっていきましょう。
今回つながったのは、シュハイラ。うしろに海が見えます。Takaが、“Where are you now?”と聞くと、“I’m in Brunei.”と言いました。「ブルナイってどこだっけ?」とTaka。「東南アジアのブルネイ」とMasa。ブルネイは、東南アジアのボルネオ島にある、自然と天然資源(しげん)にめぐまれた国。この島にしか生息しないテングザルや、世界最大級の水上集落“カンポン・アイール”でも有名。「どういうビーチなんだろうね」とTakaがシュハイラのうしろのビーチの名前をたずねます。“What is the name of the beach?”。シュハイラは、“ジュルドン・ビーチよ”と教えてくれました。「行ってみたいね」とTaka。
「シュハイラが住んでいるところにはほかには何があるんだろうね」とTaka。Masaがたずねます。“What else do you have in your town?”。すると、“We have food carts and a market.”。“屋台とマーケットがある”とシュハイラ。さっそく案内してもらいます。ブルネイの屋台ではどんなものが売られているのでしょう。“We can see many food carts.”。「屋台がたくさんあるね」。“We can see pineapples and watermelons.”。「パイナップルにスイカ」。あるお店の前でシュハイラが立ち止まりました。“What is that?”と聞くと、“This is grilled fish.”とシュハイラ。魚を焼いて売っています。“It looks delicious.(おいしそう)”。
“How much is the grilled fish?”。「焼き魚はいくら?」と聞くと、“It is 6 Brunei dollars.”という答え。6ブルネイ・ドル。およそ500円です。「ブルネイ・ドル、見たことない。見てみたいね」。そこでMasaが“Can we see Brunei dollars?”と言うと、シュハイラがお札を見せてくれました。1ドル、5ドル、10ドル札。“Wow! It’s very colorful.”。お札には男の人の絵があります。「同じ人がえがかれてるんだね」。“Who is that?”と聞くと、“He is the King of Brunei.”。ブルネイの国王でした。「次はマーケットを見せてもらいたいね」。“Can you show us the market?”。“Sure! Follow me.(いいよ! ついてきて)”。
ということで、マーケットへ。いろいろな魚が売られています。Takaがたずねます。“What seafood do you like?”。「どんなシーフードが好き?」。すると、“I like shrimp.(エビ)”とシュハイラ。そしてTakaにも、“What seafood do you like?”と聞いてきました。“I like shrimp, too.”とTaka。シュハイラが、「ここでエビを買えるよ。見せてあげる」と言います。“これよ。Udang galahというの”。「ウダンガラ? なんか青いね」。“They have long and blue legs.”とTaka。「あしが長くて青い」。“ウダンガラ”とよばれるこのエビはテナガエビの一種。ブルネイ近海でよくとれて、スープや炒め物にして食べるそうです。
屋台とマーケットのあとは、お家へ。家の中にはソファーにすわっている人がいました。「お母さんかな?」。“Who is that?”と聞くと、“This is my mom.”とシュハイラ。やはりお母さんのスチヤティさんでした。英語の先生をしていると言います。ここで、「この家、ソファーめちゃくちゃ多くない?」とTakaが気づきました。“Why do you have so many sofas?”。「なぜこんなにたくさんソファーがあるの?」とMasaが聞くと、“On my birthday, in Brunei, many relatives come.”とシュハイラ。「レラティヴ?」。「relativeは、親戚(しんせき)。誕生(たんじょう)日に親戚がいっぱい来るんだって」とMasa。「なるほど」。
「シュハイラの誕生(たんじょう)日はいつなんだろうね」とTaka。“When is your birthday?”と聞くと、“My birthday is the 16th of January.”とシュハイラ。1月16日です。“How old are you?”と聞くと、“I am 13.”と答えました。「シュハイラには兄弟っているのかな?」とMasa。Takaがたずねます。“Do you have any brothers or sisters?”。すると、“Yes, I have two younger siblings.”とシュハイラ。「シブリングは、兄妹」とMasa。“Where are they?”。「どこにいるの?」とTakaが聞くと、“They are in the dining room. I’ll show you.”。“ダイニングルームにいる。しょうかいするわ”。
ダイニングルームに行くと、弟と妹がいました。“Hi! What is your name?”。Masaが名前を聞くと、シャミール(弟)とスハイラ(妹)でした。「なんかいろいろテーブルにならんでいるけど、何だろうね、あれ?」とTaka。“What is that on the table?”と聞くと、“It is called kue. It is a snack in Brunei.”とシュハイラ。“クエ”という、ブルネイのお菓子(かし)だと言います。とてもカラフルでおいしそうなお菓子です。「いろんな種類があるけど、全部、クエなの?」とMasaが聞くと、シュハイラが“Yes.”と答えました。
ここで、“クイズタイム!”。クエに使われている共通の材料は何でしょう? “Is it ウダンガラ?”とTaka。“No.”とシュハイラ。“Is it pineapple?(パイナップル?)”とTaka。これも、“No.”。“Is it rice?(お米?)”とMasa。すると、“Yes, it is.”とシュハイラ。Masaが正解! 答えは“お米”でした。あげたものや、むしたもの、あまかったりしょっぱかったりと、その味はさまざま。カラフルな三色のクエの味は? “How is it?(どう?)”と聞いてみると、“It’s sweet.(あまい)”とシュハイラ。“What’s the flavor?(かおりは?)”と聞くと、“Rose.”と言います。「バラのかおりってこと?」とTaka。「おしゃれ!」。
続いて、シュハイラの部屋へ。「パソコンがあるけどオンライン授業とかかな?」。Masaが、“Do you use your computer for online school?”と聞くと、“Yes.”とシュハイラ。そこで、“What subject do you like?”。「好きな教科は何?」とTakaが聞くと、“I like science.”。“科学が好き”と言います。さらに、“What do you want to be?”。「何になりたい?」とたずねると、“I want to be a scientist.”。“科学者になりたい”とシュハイラ。“ロボットを作って環境(かんきょう)問題にとりくみたい”と言います。“For example?(たとえば?)”と聞くと、“自動的に海をそうじしてくれるロボット”と答えました。「楽しみだね!」。
“How was Brunei?”。“ブルネイはどうだった?”とシュハイラが聞いてきました。“It was very fun. I want to eat kue.”。「とても楽しかった。クエを食べてみたいな」とTaka。“And I want to eat udang galah. We hope to see you again.”。「そしてウダンガラを食べたい。また会いたいね」とMasa。“Bye!”とみんな。キソ英語を学んでみたら、ブルネイのことをちょっぴり知ることができました。