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狂言「靱猿(うつぼざる)」

狂言「靱猿(うつぼざる)」

猿と獅子とは 御使者のもの  これをば御代に をさめつつ  猶 千秋や萬歳と  俵を重ねて めんめんに  楽しうなるこそ  めでたけれ
【解説】
狂言は、650年くらい前の室町時代からある伝統芸能です。「靱猿」は、大名が靫(うつぼ)の皮にするため、猿曳きに猿を要求するが、猿の無心なさまに心を打たれて許し、猿曳きは礼に猿を舞わすというお話。小猿を演じたのは萬斎さんの御子息・裕基さんで、3歳の初舞台直後の撮影でした。「猿に始まり狐に終わる」と言われる、狂言の代表的な演目です。