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文楽「笑う門(かど)には…」

文楽「笑う門には…」

笑(わろ)う門(かど)には福(ふく)来(きた)る

【文楽解説】
人形浄瑠璃文楽は、物語を語る太夫と、情景を演奏する三味線ひきと、人形遣いとで演じる伝統芸能です。三味線伴奏の語り物音楽のことを浄瑠璃、人形を入れず太夫と三味線だけの演奏を素浄瑠璃といいます。
【「笑う門には…」解説】
場面の情景、物語の背景、登場人物全員の言葉など、全てを一人で語り分ける太夫は喜怒哀楽の表現がとても豊かで、「笑い」にも様々なバリエーションがあります。今回はその中でも特に、福を呼びそうな笑い方を披露して頂きました。「笑う門には・・・」は、「笑いが絶えない家庭には幸運が訪れる」とういう意味がこめられたことわざで、江戸時代に作られた『いろはかるた』の中の一つです。