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絵あわせ百人一首「見せばやな…」

百人一首「見せばやな…」作/殷富門院大輔

見(み)せばやな雄(を)島(じま)のあまの袖(そで)だにも
濡(ぬ)れにぞ濡(ぬ)れし色(いろ)はかは(わ)らず

【百人一首解説】
恋の苦しみを歌った歌。「涙で色が変わってしまった私の袖を見せたいものです。雄島の漁師の袖でさえ、ひどく濡れていても色は変わっていないのに」という意味です。どんなに泣いても尽きぬ涙を表現しており、それほどまでにつらい気持ちをわかってほしいと訴えています。