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絵あわせ百人一首「廻り逢ひて…」

絵あわせ百人一首「廻り逢ひて…」

廻(めぐ)り逢(あ)ひ(い)て見(み)しやそれともわかぬまに
雲(くも)がくれにし夜半(よわ)の月(つき)かな

【百人一首解説】
「久しぶりに会って、昔の友だちかどうかわからないうちに、雲に隠れる夜更けの月のようにあわただしく帰ってしまいましたね」という意味。幼なじみとのつかの間の再会を、月になぞらえて詠んだ歌です。紫式部の代表作は、『源氏物語』と『紫式部日記』。若くから和漢の学に秀でていました。