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絵あわせ百人一首「わたの原…」

絵あわせ百人一首「わたの原…」

わたの原(はら)八十島(やそしま)かけて漕(こ)ぎ出(い)でぬと
人(ひと)にはつげよあまの釣舟(つりぶね)

【百人一首解説】
作者・小野篁(参議は後の役職名)が、島流しにあって都を離れる寂しさを歌った歌。「広々とした海に浮かぶたくさんの島々をぬうように舟を漕ぎ出して行ったと、都にいる恋しい人に告げてほしい。漁師の釣り舟よ」という意味。釣り舟にまで言いたくなるほどの思いが表現されています。