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絵あわせ百人一首「白露に…」

絵あわせ百人一首「白露に…」

白露(しらつゆ)に風(かぜ)の吹(ふ)きしく秋(あき)の野(の)は
つらぬきとめぬ玉(たま)ぞ散(ち)りける

【百人一首解説】
「草葉の上の白露に風が吹きつける秋の野原では、その露が、糸でとめていない真珠が散らばっているようだよ」という意味。寂しい秋の野と対比し、露の美しさをひきたてています。「玉」とは宝石であり、美しさを表す言葉。『源氏物語』で、生まれたばかりの光源氏は「玉の男みこ」と表されました。