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絵あわせ百人一首「瀧の音は…」

百人一首「瀧の音は…」作/大納言公任

瀧(たき)の音(おと)はたえて久(ひさ)しくなりぬれど
名(な)こそ流(なが)れてなほ(お)聞(きこ)えけれ

【百人一首解説】
「滝の流れ落ちる音が聞こえなくなってずいぶん経つけれど、滝の評判だけは流れて伝わり、今もなお人々に聞こえているんだなぁ」という意味で、語り継がれるほどの滝を偲ぶ歌。「滝」と「評判」が、「流れる」という動詞でつながっています。巧みに「な」の音を重ね、リズム感をもたせています。