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絵あわせ百人一首「秋風に…」

絵あわせ百人一首「秋風に…」

秋風(あきかぜ)にたなびく雲(くも)の絶間(たえま)より
もれ出(い)づる月(つき)の影(かげ)のさやけさ

【百人一首解説】
「秋風が吹いて、たなびいている雲の切れ間からもれ出てくる月の光は、なんと明るく澄んでいることでしょう」という意味。一瞬だけさしこんだ月の光の美しさを、記憶(記録)にとどめておきたいという気持ちなのでしょう。「月の影」とは「月の光」のこと。光があってこそ影ができるのです。