あらすじ一覧

絵あわせ百人一首「朝ぼらけ…」

絵あわせ百人一首「朝ぼらけ…」

朝(あさ)ぼらけ宇治(うじ)の川霧(かわぎり)絶(た)えだえに
あらは(わ)れ渡(わた)る瀬々(せぜ)の網代木(あじろぎ)

【百人一首解説】
「冬の夜がしらじらと明けていくころ、宇治川に立ち込めていた朝霧が、とぎれとぎれになっていくその切れ目から、浅瀬の網代木が見えてくるなぁ」という意味。網代木は、竹などで編んだ魚を獲るためのしかけのことです。幻想的な風景の中の日常の営みに心を動かされ、歌にしたのです。