あらすじ一覧

絵あわせ百人一首「吹くからに…」

絵あわせ百人一首「吹くからに…」

吹(ふ)くからに秋(あき)の草木(くさき)のしを(お)るれば
むべ山風(やまかぜ)をあらしといふ(う)らむ(ん)

【百人一首解説】
「吹くとすぐに草木がしおれるほど荒々しいので、なるほど、山から吹き下ろす風を嵐というのですね」という意味。「あらし」は「荒し」と「嵐」とを掛けています。秋の激しい風にしおれる草木のはかなさを歌うとともに、「山」+「風」=「嵐」という、言葉遊びの側面もある歌です。