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絵あわせ百人一首「君がため…」

絵あわせ百人一首「君がため…」

君(きみ)がため春(はる)の野(の)に出(い)でて若菜(わかな)つむ
わが衣手(ころもで)に雪(ゆき)は降(ふ)りつつ

【百人一首解説】
「あなたにさしあげるために、春の野に出て若菜を摘んでいる私の袖には、雪が降り続いています」という意味。恋しい人への真心を歌っています。真っ白な雪と芽吹いたばかりの緑の対比が美しい歌です。ここでの「若菜」とは春の七草のこと。これを食すことで邪気を払うといわれていました。