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絵あわせ百人一首「百敷や…」

絵あわせ百人一首「百敷や…」

百敷(ももしき)や古(ふる)き軒端(のきば)のしのぶにも
なほ(お)あまりある昔(むかし)なりけり

【百人一首解説】
「宮中の、古くなって荒れ果てた軒端に生えているしのぶ草を見ると、偲んでも偲びきれないくらい昔のいい時代を思い出すなぁ」という意味。「しのぶ」は「忍ぶ草」と「偲ぶ(懐かしく慕う)」の掛詞です。作者は承久の乱によって島流しにあった人。過去の栄華を懐かしんでいるのです。