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絵あわせ百人一首「来ぬ人を…」

絵あわせ百人一首「来ぬ人を…」

来(こ)ぬ人(ひと)を松(まつ)帆(ほ)の浦(うら)の夕(ゆう)なぎに
焼(や)くや藻(も)塩(しお)の身(み)もこがれつつ

【百人一首解説】
「待っても来ない人を待つ私は、松帆の浦で夕方に焼く藻塩のように、じりじりと身を焦がしています」という歌。「松(帆)」には「待つ」の意味が、「こがれ」には塩が焼け焦げる意味が掛かっています。じりじりと焼かれる塩に、恋に焦がれ、相手を待ち焦がれる様子を重ねています。