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絵あわせ百人一首「夜もすがら…」

絵あわせ百人一首「夜もすがら…」

夜(よ)もすがらもの思(おも)ふ(う)ころは明(あ)けやらで
ねやのひまさへ(え)つれなかりけり

【百人一首解説】
「一晩中、姿を見せないあなたを恨んでいるこの頃は、なかなか朝の光がさしこまない戸の隙間さえも冷たく思われる」という歌。冷淡な恋人のせいで、光のささない闇の中、不安と孤独にかられて、恨んでもどうにもならないことを恨んでしまうという、女性の気持ちを詠んでいます。