あらすじ一覧

学校の中のキケン

オープニング

(オープニングタイトル)

scene 01おもちゃ屋のマモルと、ロボットのカンリ

ここは、とある町のおもちゃ屋(や)さん。「あー、ひまだなぁ」と、店長(てんちょう)で発明(はつめい)もとくいなマモル。「ひまだねぇ」と、マモルが発明した“ききかんりロボット”のカンリ。「ねぇ、カンリ。なんかすごいことできないの? 目からビーム出したり、うでがビューンってとんでいったり」。「ぼくをつくったのはマモルなんだから、そんなことできないってわかってるでしょ」。「そうなんだけど、目からビームとか出たら、めずらしがってお客(きゃく)さんあつまるかなぁって」。「まったく、マモルはききかんりができてないね」。「キキカンリ?」。「そう、『ききかんり』!」。

scene 02近所にすむ小学1年生のキキ

「店長(てんちょう)~! カンリ~!」と女の子がお店(みせ)にやってきました。近所(きんじょ)にすむ小学1年生のキキです。「おぉ、キキ。学校がえり?」とマモル。「うん!」。「あれ? そのけが、どうしたの?」とカンリがきくと、「今日(きょう)ね、学校のろうかでころんじゃったんだ」とキキがいいます。「また? 前(まえ)もともだちとぶつかってころんだっていってたよね。気をつけなきゃだめだよ」とマモル。「気をつけてるつもりなんだけどなぁ。どうしたらよかったの?」とキキ。「どうしたらよかったのっていわれても、そのときのじょうきょうがわからないからなぁ」とマモルがいいました。

scene 03 “キキカンリスコープ”できけんをふりかえる

すると、「うーん」とかんがえこむカンリが、「あ、そうだ! ぼくの“キキカンリスコープ”をつかえばいいんだ!」といいました。「そうか、その手があったか!」。「キキカンリスコープ?」とたずねるキキ。すると、「じゃじゃーん!」。カンリが、キキカンリスコープをとりだしました。「これをかけると、きけんなことがおきたしゅんかんをさいげんすることができるんだ」とマモルがせつめいします。「へぇー、すごい」。さっそくキキとマモルがキキカンリスコープをかけました。「ようし、カンリ、たのんだ!」。「オッケー、それじゃいくよ! メガネダーイブ!」。

scene 04ろうかをはしってしまったキキ

キキカンリスコープをのぞくと、教室(きょうしつ)とろうかがあらわれました。「おぉ、ここがキキの学校か。けがをした場所(ばしょ)までいってみよう」。ろうかをすすんでいき、まがりかどでとまりました。「そうそう、ここ」とキキ。キキがやってくるのが見えました。「あ、キキ、はしってるじゃん!」とマモル。そこへ、男の子がかいだんを上がってきました。はしってかどをまがったキキは…。「あ~、ぶつかっちゃった。もう、キキ、ろうかははしったらだめでしょ!」とマモル。「だって、いそがないとブランコとられちゃうもん」。「いそいでいても、はしったらだめだよ」とカンリもいいます。

scene 05けがをふせぐってどういうこと?

すると、「は~い。でもさ、どうしてはしっちゃいけないの?」とキキ。「そりゃあ、人とぶつかったりしてきけんだからだよ」とマモル。「そうそう。きけんをさけて、けがをふせがなきゃ」とカンリもいいます。「そんなこといってもさ、これからおきるきけんなんてわかんないじゃん? それなのに、どうやってさけるの?」とキキ。「え? きけんは…ほら、あれだよ、なぁ」。「そうそう。あれだよ、あれ…」。「ほら! 二人もわかってないじゃん! これじゃ、けがをふせげないよ」とキキにいわれ、「うーん…」とだまってしまうマモルとカンリ。「こうなったら…ポチッ」。カンリがリモコンのスイッチをおしました。

scene 06まず「きけんを見つける」

するとモニターに男の人があらわれました。けがのよぼうについてけんきゅうしている西田佳史(にしだ・よしふみ)先生です。「先生、きけんをさけて、けがをふせぐ、なんてことできるんですか?」とキキ。すると、「できるとおもいます」と西田先生。「きけんがおこらないように、あらかじめじゅんびをすること。まずはこの絵(え)を見て、どんなことがおこるかかんがえてみてください」といいます。男の子がサッカーのゴールにぶらさがっている絵です。「あっ、ゴールがたおれてけがをしちゃうかも」とキキ。「そうですね。いま予想(よそう)してくれたことが、『きけんを見つける』ということです」と西田先生。

scene 07「どうしたらきけんをさけられるか」をかんがえる

西田先生はさらに、「いま、きけんが見つかったので、つぎにすることは、どうしたらそのきけんをさけることができるか、あぶないことがおこらないようにできるかということを、かんがえてみることです」といいます。「どうしたらきけんなことがおこらないようにできるか…」とかんがえこむマモル。すると、「ゴールにぶらさがってあそばない!」とキキ。「そうだね。あと、そもそもゴールがたおれないように、こていするとかね」とマモルもいいます。「そうですね。いまのアイデア、とてもいいとおもいます」と西田先生。

scene 08「くふう」と「ルール」

「これが、けがをふせぐほうほうをかんがえるってことか」となっとくするカンリ。「こうやってじゅんばんにかんがえていけばいいんだね」とマモルもいいます。「あぶない場所(ばしょ)にたいして、どのようなくふうをすると安全(あんぜん)にできるか。それから、どのようなルールをつくると安全にできるか。この二点(てん)でかんがえてみると、よいアイデアが出てくるとおもいます」と西田先生がいいました。「わかりました。先生、ありがとうございました」。「ありがとうございました」。

scene 09ろうかのきけんをさがしてみよう

「じゃあ、キキがけがした場面(ばめん)をもういちど見てみよう」とカンリ。ろうかをあるいてくるキキ。かいだんを上がってきた男の子がろうかに出ようとしています。「ここにあるきけんは?」ときかれ、「よく見るとわたし、ろうかのまんなかをはしってる」とキキ。「あいての子もまんなかあるいてるね。そりゃ、ぶつかっちゃうわけだ」とマモル。「ほかにはなにがきけんなのかなぁ」とかんがえるキキですが、「うーん」。「じゃあ、キキの目をとおして見てみよう」とカンリ。すると、「わたしのほうからは、かどのむこうが見えてない!」とキキ。「ということは、むこうからくる人もこっちが見えてないんだ」とマモル。

scene 10安全にするくふうとルールをかんがえる

「つぎは、安全(あんぜん)にするくふうとかルールについてかんがえよう」とカンリ。「まずは、右がわをあるくようにする。そうしたら、バーンってぶつからずにすむよ」とキキ。「たしかに。右がわをあるくっていうルールをつくるといいね」とマモル。「あとは、かどのむこうからあるいてくる人が見えたらもっと安全になるんだけどね。いいほうほうはないかなぁ」とカンリ。「かがみはどう? 道路(どうろ)とかにあるやつ」とマモルがいいました。「いいね。あとは…かべをとうめいにしたら見えるんじゃない?」とキキ。「こうやっていろいろかんがえてみると、いろんなアイデアが出るね」とマモル。

scene 11学校の中のきけんをさがそう

「ねぇ、学校のほかの場所(ばしょ)も見てみようよ。もっと発見(はっけん)があるかも」とキキがいいます。「そうだね。カンリ、よろしく」。「よっしゃ、いくぞ! みんな、ききかんりしようぜ!」。「オーッ!」。キキとマモルがキキカンリスコープをかけます。「まずは教室(きょうしつ)の中。ここにはどんなきけんがあるかな?」とカンリ。教室の中を見まわすと…。「あ、ロッカーからひもが出てる。ひっかかって、ころんじゃうかも!」とキキ。「たしかに。ほかにも、ひっかかったり、つまづいたりしそうなものがたくさんあるなぁ」とマモル。「ほかにも、かいだんとかは? しょうこう口はどうかな?」とカンリ。

scene 12けがをふせぐほうほうをみんなでかんがえよう

「けがをしないほうほう、学校のみんなともはなしあってみるね」とキキ。「ルールをつくるためには、みんなではなしあわないとね」とマモル。するとキキが、「じゃあ、ハイ! このお店(みせ)のルールも、一つきめていい?」といいます。「なになに?」。「もっと、せいりせいとんをすること。お店がちらかりすぎてあぶないよ」とキキ。「そうだよ、マモル。いつもゆかのものにつまづいてころんでるじゃん」とカンリもいいます。「いますぐかたづけなよ」とキキにいわれ、「いまちょっといそがしいから」とマモル。すると、「さっきまで『ひまだ』っていってたよね」とカンリ。「じゃ、みんなでかたづけよう」。「いやです」…。