あらすじ一覧

scene 01今回は「新聞を作る」

「しらべる、まとめる、つたえる」。三つの言葉の最初の文字をつなげると、“しまった!”となる。――「今日は諸君(しょくん)に、情報(じょうほう)をうまく伝える技(わざ)をさずけてやろう」。デーモン閣下(かっか)の登場です。「今回は、新聞作りだ。諸君も、授業(じゅぎょう)で調べた情報やクラスのできごとなどを、新聞にしたことがあるのではないかな。新聞作りには、読む人に情報を伝えやすくするためのさまざまな技がある。それを、手に入れてみたくはないか? まずは、じっさいに新聞を作ってみるがいい。待っているぞ」。

scene 02『自転車についての新聞を作ろう』

今回、挑戦(ちょうせん)するのは、シュンヤ、サヤカ、コウセイの3人。テーマは、『自転車についての新聞を作ろう』です。シュンヤは体験記事を担当(たんとう)。電動アシスト自転車に初挑戦です。「電源(でんげん)を入れて、走ってみましょう。おー、速い! すげー! 楽だわ、これ!」。シュンヤの体験、大成功です。一方サヤカは、自転車屋さんで最新情報(じょうほう)を取材。売れすじの自転車の色などの情報を集めます。そしてコウセイは、インターネットで自転車の歴史調べ。1817年、『ドライジーネ』という二輪車がドイツで発明されたなど、細かく調べています。

scene 03体験の感想は? 年代順に自転車の紹介だけ?

紙面の上3分の1をシュンヤ。真ん中をサヤカ、下3分の1をコウセイと決めました。調べたことをまとめて記事を書いていきます。そして記事をはりつけて、「できました~!」。タイトルは、『自転車調査(ちょうさ)新聞』。まずシュンヤの体験記事。『進化する自転車』という見出しで、バッテリーの説明、コントローラーの説明が。でも体験した感想はどこ? 一方コウセイの記事は、「最初の自転車は『ドライジーネ』…」と、年代順に自転車の紹介(しょうかい)をしているだけ? そしてサヤカの記事。今売れている色や、パーツが軽くなっているなど最新情報(じょうほう)が満載(まんさい)ですが…。

scene 04じっさいの新聞とくらべてみると…

じっさいの新聞を見て3人の新聞とくらべてみましょう。記事の上には大きな見出しがあります。別の記事にも見出しがあります。サヤカの記事には…見出しがなかった! 3人は自分たちの新聞を見直してみます。「シュンヤの記事、体験じゃないじゃん」とコウセイ。「急に速度が出てとても乗りやすかったとか…」といわれ、「それ考えてなかった!」とシュンヤ。取材したときの目的をわすれていたようです。「見出しを書いてなかったから“しまった!”です」とサヤカ。「大事な情報(じょうほう)っていうのが決まってなくて、順序(じゅんじょ)が決まってない」とコウセイも反省。しまった!

scene 05ポイントその(1) 大事な記事から大きく、順番にならべる

「次からは、こんな『しまった!』なことにならないように、吾輩(わがはい)がポイントを三つさずけよう」と閣下。ポイントその1.大事な記事から大きく、順番にならべる。3人の新聞は、なんとなくスペースをわりふって決めていました。どれが重要な記事かは考えないで、同じ大きさにしていました。新聞は、いちばん伝えたい重要なことを最初に大きくあつかい、2番目の記事は少し小さく、というように、大切な記事がひと目でわかるようになっているのです。

scene 06ポイントその(2) 記事の要約をはじめに書く

ポイントその2.記事の要約をはじめに書く。コウセイの記事を見てみると、自転車の発明から年代順にひたすら情報(じょうほう)をならべているだけでした。じっさいの新聞の記事を見てみましょう。学者になりたい男の子がふえているというおよそ30行の記事。実は最初の9行で、生命保険(ほけん)会社がアンケートで調べたことなど、大事な情報が要約されています。新聞記事ははじめの部分だけ読んでも、伝えたいことがわかる仕組みになっています。

scene 07ポイントその(3) 見出しは短く、最後に考える

ポイントその3.見出しは短く、最後に考える。「見出しは、読み手を引きつけて記事を読ませるためにとても重要なものだ」(閣下)。たとえば、宇宙(うちゅう)飛行士へのインタビュー記事の『努力した経験(けいけん)こそ成長させる』という見出し。どうやってこの見出しがつけられたかというと、記事を読んでいくと…ありました。宇宙飛行士が、『努力した経験のほうが、みなさんを成長させてくれると思います』と語っています。記者は、記事を書いてから、この言葉が読み手を引きつけると考え、短くして見出しにしたのです。「新聞は読みやすさが命だ。ポイントをふまえて、もう一度チャレンジしてみるがよい」(閣下)。

scene 08もう一度チャレンジ

まずはレイアウトを相談。知りたい情報(じょうほう)が多い自転車屋の取材記事をトップに、体験記事を2番目、歴史の記事は3番目にしました。大きさを見るだけで、どれがいちばん伝えたい記事かわかります。OK! コウセイの記事は、自転車が誕生(たんじょう)してから200年の歴史をまとめた記事だと最初に要点を書いています。OK! シュンヤの見出しは、電動アシスト自転車を体験してみたら楽でびっくりしたという記事のキーワードを組み合わせて、『ビックリ体験 電動アシスト』としました。OK! サヤカも、「最新情報」というキーワードから、見出しを『自転車の最新情報』と決定。「できた~!」。OK!

scene 09伝えたい情報と求められる情報と