あらすじ一覧

器械運動(マット)~ロンダートに挑戦だ!~

オープニング

(オープニングタイトル)

scene 01そんなときはロンダート!

「イチ、ニ、イチ、ニ、イチ、ニ、イチ、ニ…」。博士が体育ノ介にランニングをさせています。すると、前方にかわいい子犬があらわれました。どんどん近づいていきます。「このままでは体育ノ介とぶつかってしまう! どうする? どうする体育ノ介~?!」。するとうしろから、アテネオリンピック・体操(たいそう)金メダリストの冨田洋之(とみた・ひろゆき)さんが走ってきました。「そんなときはロンダート!」と冨田さん。「そうか! こんなときには、ロンダートに挑戦(ちょうせん)だ!」と博士。

scene 02「かべ倒立」と「側方倒立回転」

冨田さんが、ロンダートのお手本を見せてくれます。でも、「これって、むずかしすぎませんか?」と博士。すると冨田さんは博士に巻(ま)き物をわたしました。そこには、『ロンダートへの道 其の壱(そのいち)・壁倒立(かべとうりつ) 其の弐(そのに)・側方倒立(そくほうとうりつ)回転』とあります。「なるほど。いきなりロンダートではなく、順(じゅん)を追ってやるということですか」。

scene 03かべ倒立「できるポイント」その1

ロンダートへの道、その壱(いち)・かべ倒立(とうりつ)。「まずは、さかさまになる感覚(かんかく)になれるのじゃ。かべ倒立が、『できるポイント』。両手を上げ、大きく一歩ふみだしながら、手をふりおろす! 手は『パー』、目線は両手のあいだか、ゆび先より少し上!」。

scene 04かべ倒立「できるポイント」その2

「せなかをのばしたまま、足をふり上げる! かた足がかべに当たってから、足をそろえる! 太ももとおしりに力を入れて、手でしっかりと体をささえる!」。

scene 05側方倒立回転「できるポイント」その1

ロンダートへの道、その弐(に)・側方倒立(そくほうとうりつ)回転。「側方倒立回転が、『できるポイント』。進む方向に向いて立つ! うでを上げ、かた足を前に上げる! 上げた足をいきおいよくふみ出す!」。

scene 06側方倒立回転「できるポイント」その2

「うしろの足を大きくふり上げ、かた手ずつつく! このとき、手は『ハ』の字! 目線は両手のあいだ!」。

scene 07側方倒立回転「できるポイント」その3

「足を手の近くにおろす! このとき、つま先は最初(さいしょ)に立っていた方向。かるくひざをまげ、手でマットをおして起き上がる!」。

scene 08ロンダート「できるポイント」その1

二つの技(わざ)をマスターして、いよいよロンダート。冨田さんのお手本です。「ロンダートが、『できるポイント』。両手を上げて、ホップする! かた手をおろしながら、うしろがわの足をうしろへふり上げる!」。

scene 09ロンダート「できるポイント」その2

「体をひねりながら、もうかたほうの手をマットにつける! このとき、手はななめに『ハ』の字! 最初(さいしょ)は、手をつくはばをせまくするとやりやすいぞ」。

scene 10ロンダート「できるポイント」その3

「両手を同時におしはなしながら、体をひねり、両足をそろえてふりおろす!」。

scene 11ロンダート「できないポイント」

体育ノ介の、ロンダートが『できないポイント』。「手がななめになっていない! 原因(げんいん)は、体がひねりきれていないからじゃ。両手をいっしょにおしはなしていない!」。ここで、博士は体育ノ介に『できるポイント』をインストールしました。

scene 12できるポイントチェック!

ロンダートができるポイントをチェック。「両手を上げて、ホップする。完了(かんりょう)! かた手をおろしながら、足をうしろにふり上げる。完了! 体をひねりながら、もうかたほうの手をマットにつける。このとき、手はななめに『ハ』の字。完了! 両手を同時におしはなしながら、体をひねり、両足をそろえてふりおろす。完了! 体育ノ介よ、キミは美しい!」。

scene 13ロンダートのコツ

冨田さんが教えてくれる、ロンダートのコツ。「今日のポイントは、体をピーンとのばすこと。そのためには、足とせなかに力を入れましょう!」(冨田さん)。

scene 14みんなもやってみよう!

今日は、大技(おおわざ)ロンダート。やはり、かんぺきな演技(えんぎ)はむずかしいようです。「ロンダートは足を同じようにつくけど、足がはなれて『側転(そくてん)』みたいになっちゃう」(子どもたち)。できない子のロンダートを見てみると、体の動きがばらばらでつながっていません。「そんなときは落ち着いて、お手本と自分の演技を見くらべるとよいぞ。びみょうな体の動きを、しっかりとマスターするのじゃ。ロンダートはむずかしい技じゃが、きっとできるようになる! がんばれ、ニッポンのわかものたちよ!」。