あらすじ一覧

ソフトバレーボールに挑戦だ!

scene 01超人サイボーグ「体育ノ介」

生涯(しょうがい)にわたってスポーツを楽しむ力を育てたい。それをモットーに、博士(はかせ)が開発した超人(ちょうじん)サイボーグ「体育ノ介」。しかし、かれには『体育の力』がプログラミングされていなかった。今日も元気に体育に取り組め! はりきれ、体育ノ介!

scene 02ボールが地面につかないようにレシーブを!

博士と体育ノ介が大きなおやしきの前を通りかかりました。すると、何かが博士たちのほうへとんできました。「どなたか、どなたかー!」と女の人の声がします。「わたしの黄金のソフトバレーボールがそちらにとんでいってしまったわ。ぜったいに地面につけないように、レシーブしてくださる? ソフトバレーボールのレシーブの要領(ようりょう)よ!」。それはおやしきのおじょう様でした。ところが、「よし体育ノ介。レシーブの要領で…」と博士が言いかけると、体育ノ介は首をふるばかり。レシーブの仕方がわかりません。「体育ノ介、今日のミッション。『ソフトバレーボール』に挑戦(ちょうせん)だ!」。

scene 03『ソフトバレーボール』にチャレンジ…

「ソフトバレーボール、実行!」。ところが体育ノ介、ボールとタイミングが合わず、うまくレシーブできません。「まずい。それでは、ソフトバレーボールの仕方をプログラミングだ。何かいいお手本をさがさねば…」と博士。すると、「ああっ、あなたは!」。あらわれたのは、バレーボール全日本女子代表だった迫田(さこだ)さおりさん。2012年のロンドンオリンピックでは、するどいアタックで日本に28年ぶりの銅(どう)メダルをもたらした、勝利(しょうり)の女神です。「迫田さんにおねがいしよう! さっそくソフトバレーボールのデータ、ダウンロード!」。

scene 04“レシーブ”「できるポイント」その1

まずは、迫田選手(せんしゅ)にお手本を見せてもらいます。アタックはすごい迫力(はくりょく)です。そして、レシーブが『できるポイント』。「落ちてくるボールをよく見る。落下地点に入る。ひざを曲げる」。

scene 05“レシーブ”「できるポイント」その2

「手のひらを組み、ひじをのばして平らな面を作る。手首より上の面でボールをとらえる。全身を使ってボールを前におしだす」。そこで、体育ノ介の『できないポイント』分析(ぶんせき)です。

scene 06“レシーブ”「できないポイント」

レシーブが『できないポイント』。「落ちてくるボールから目をそらしてしまう! うでをふり上げてしまう!」。迫田さんとのちがいがわかったところで、博士は体育ノ介に『できるポイント』をインストールしました。

scene 07できるポイントチェック

レシーブが『できるポイント』。「落ちてくるボールをよく見る。落下地点に入る。完了(かんりょう)! ひざを曲げ、手のひらを組み、ひじをのばして平らな面を作る。完了! 手首より上の面でボールをとらえる。完了! 全身を使ってボールを前におしだす。完了! ナイスレシーブじゃ、体育ノ介! レシーブができれば、どんな困難(こんなん)も受けきれる!」。

scene 08“トス”「できるポイント」その1

すると、「ちょっといい?」とおじょう様から声がかかりました。「ふつうに返すなんてつまらないから、トスかアタックで返してくださる?」。「ト、トスかアタック? さっそく分析(ぶんせき)じゃあ!」と博士。まずは、トスが『できるポイント』。「落ちてくるボールをよく見て、落下地点に入る。親指と人さし指で三角形を作り、うで全体も三角形にかまえて、手のひらの先でボールをとらえる」。

scene 09“トス”「できるポイント」その2

「ひじとひざを軽く曲げ、ボールをつつみこむようにむかえ入れる。指先でボールをおしだす」。トスの『できるポイント』も、体育ノ介にコピー&ペースト! 「おお、いい感じじゃぞ、体育ノ介!」。

scene 10“アタック”「できるポイント」その1

次はアタック! アタックが『できるポイント』。「手をうしろに大きくふっていきおいをつけ、ボールが落ちてくるタイミングで、ジャンプ! 左うでを前にのばし、右うではうしろに引く。

scene 11“アタック”「できるポイント」その2

左うでを体に引きつけながら、右手をふりかぶり、体は正面を向いたまま、ボールの中心を打つ!」。アタックの『できるポイント』も、体育ノ介にコピー&ペースト! 「体育ノ介、かんぺきじゃ!」。

scene 12ソフトバレーボールのみりょく

「バレーボールは、みんなで一つのボールをつなぐスポーツです。今日おぼえたポイントをマスターすれば、だれでも楽しめます。ぜひ、チャレンジしてみてください」(迫田さん)。

scene 13『シッティングバレーボール』に挑戦!

『シッティングバレーボール』は、ゆかにおしりをつけて、すわった姿勢(しせい)で行うバレーボール。パラリンピックの正式種目(しゅもく)にもえらばれています。体育ノ介も挑戦(ちょうせん)! 相手のサーブをレシーブ…。おしい、もう一度! 今度は、チームメイトがレシーブして上げたトスを…、ナイスアタック!