宗派の違いを超えて受け継がれるブッダの教え

こころの時代

瞑想を通じて仏教の誕生と変遷をたどるシリーズ。ブッダの瞑想すなわち「身心の観察」は、インドから中国、そして日本へと伝わった。平安時代末期、乱世の中で、出世のためではなく、人々を救うために立ち上がったのが、法然、親鸞、栄西、道元、日蓮など「遁世の僧」たちです。彼らは、後に「鎌倉仏教」と呼ばれるようになる新宗派を次々と起こした。宗派の違いを超えて脈々と受け継がれるブッダの教え。修行道の観点から、仏教学者・蓑輪顕量さん、元プロ陸上競技選手・為末大さんと紐解く。(こころの時代)