忍者(戸隠流忍法)の流れをくむ初見良昭が創設した超実践派武術道場・武神館
起源は900年前に始まったといわれる戸隠流忍法。その第34代宗家である初見良昭が創設した武神館。戸隠流忍法をはじめとした9つの流派を組合わせた超実践派武術で、海外の軍・警察関係者も門をたたいてきた。
忍者らしい多彩な武器が武神館の特徴
この極意を受け継ぐ一人が中太啓治師範。刀や棒など戦闘で用いる基本的なものをはじめ、他の古武術では見かけることのない距跋渉毛(きょけつしょうげ)など、相手の意表を突く忍者らしい多彩な武器を操る。
忍術ならではの特殊な武器・手鉤や四尺仕込み杖
手鉤(しゅこう)という武器は掌の鉄の部分で刀を受けたり、鉤爪で敵に反撃することもできる。杖の中に鎖を忍ばせた四尺仕込み杖は、普通の杖を装いながら反撃時には鎖でつながった持ち手を分離させて敵を翻弄する。
他の武道の対武器術①合気道は短刀・太刀・杖に対する技がある
スタジオの武術家は武器を持った相手にどう対処するのか。合気道神武錬成塾道場長・白川竜次さん。素手のイメージが強い合気道だが、短刀・太刀・杖に対する技がある。一番大事なのは間合いだという。
他の武道の対武器術②護道は相手が武器を振り上げる前に入り込む
国際護道連盟宗家・廣木道心さんが経験から学んできた実践的な護身術とは?「相手が短刀を振り上げる前に間合いに入り込んで流し、後ろに回る。力で抑えず軽く抑えると相手は逃げられない」という。
令和の忍者・武神館の対武器スゴ技!太刀を素手で制する無刀捕
KAMIWAZAは令和の忍者が披露する武神館の対武器スゴ技、相手の太刀を素手で制する無刀捕。極意①数センチの間で相手の攻撃を見きり、攻撃線を外して斜めから入り込み反撃。無駄のない流れるような動きだ。
令和の忍者・武神館の対武器スゴ技!相手の動きより先に間合いを支配して攻撃を回避
極意②相手の動きを見てから動くのではなく、先にお互いの間合いを支配して攻撃を回避。刀と体の距離は紙一重。斬ったと思った刹那、達人の思うがままだ。
日野武道研究所・日野晃が証言「初見先生が言っているのは『斬らせなかったらダメ』」
日野武道研究所所長・日野晃さんはあまたの武術を体得し研究を重ねる武の達人。ジャズドラマーとしても超一流のすごい人物だ。「初見先生が一番おっしゃっているのは『斬らせなかったらダメ』ということ」と話す。
相手の意識のさらに上を行く神技・無刀捕
「相手にとって斬らせるように立ってたら『こいつ斬ってやろう』と思って来る。立ち方で必ずそこに攻撃してくる状態ができあがっている」。相手の意識のさらに上を行く武神館の神技、それが無刀捕なのだ。
忍者の流れをくむ武神館・武器を持つ相手に素手で勝つ神技とは?
明鏡止水〜武のKAMIWAZA〜
武術の達人たちが集結し、熱いトークと秘伝の技を披露。敵の刃を無力化する戸隠流忍者の身体さばき!現代に伝わる武術の“KAMIWAZA”をひも解き、その神髄に迫る!スタジオには合気道、護道を極めた男たちが登場。“刃物”に“素手”で立ち向かう秘技の数々を披露する。解説は“武術の達人”として知られる日野晃。ほかに格闘技通のケンドーコバヤシ。(明鏡止水〜武のKAMIWAZA〜)