ダイアモンド・ユカイが土をリフレッシュ!寒にちなんで寒い時期にしかできない作業を
ダイアモンド・ユカイ「寒いですね!見てくださいよ、この霜柱。冬本番って感じですけどね。こんな寒い時期に何をするんですか」加藤正明「今回は寒にちなんで今の時期にしかできない作業を行いたいと思います」
ダイアモンド・ユカイが挑戦!選テク:「寒起こし」で寒気にあてて虫を取り除く!
選テク:寒気にあてて虫を取り除く!加藤正明「一つ目は寒起こしという作業をしたいと思います」ユカイ「寒起こしをやることでどんな効果があるんですか?」加藤「土の中の病害虫を防除することができるんです」
寒起こしとは? 冬に土を起こし病原菌や害虫を取り除き、土をサラサラにする
寒起こしとは冬の時期に土を起こし寒気にあてることで土の中の病原菌や害虫を取り除くこと。それ以外にも掘り起こした土の塊は夜に凍り、日中温度が上がると溶ける。これを繰り返すことで土が柔らかくサラサラに。
寒起こしのやり方・深さは30cm。ダイアモンド・ユカイ「意外と楽しいですね」
掘る深さは30cm。スコップの刃の長さが目安。ユカイ「固い、これ」川瀬良子「でも掘り起こしてると体が暖かくなりますね」ユカイ「最初は寒いからどうかと思ったんだけどね。やってみると意外と楽しいですね」
寒起こしのやり方・1か月ほど放置すると殺菌されたサラサラの土が出来上がる
加藤「作業が終わりましたので、このまま1か月ほどここに置いておきます」作業から1か月ほど経過した土がこちら。大きかった土の塊もご覧のように小さくなっている。ユカイ「加藤さん、サラサラですよ、ほら」
ダイアモンド・ユカイが挑戦!厳選テク:寒肥とは?冬に有機物を施し土にパワーを
厳選テク:冬が勝負、有機物で土にパワーを!二つ目の寒は寒肥。読み方は「かんごえ」または「かんぴ」で、この時期にしかできない肥料を施す作業。有機物を土に加え活性化させ、春に養分を含んだ良い土ができる。
ダイアモンド・ユカイが土をリフレッシュ!寒肥とは? 時期・やり方・配合を解説①
完熟牛ふん堆肥、腐葉土、米ぬか。土の中の微生物の働きを活性化し、ふかふかな良い土を生み出す有機物は、じっくりと効果が表れる冬の時期にまくことが大切。初めに小石や根などをふるいで取り除く。
ダイアモンド・ユカイが土をリフレッシュ!寒肥とは? 時期・やり方・配合を解説②
次に完熟牛ふん堆肥を5L/㎡まき、腐葉土も5L/㎡まく。米ぬかは300g/㎡目安。冬の間にゆっくりと分解され、春には元気な土になる。加藤「これで春からの野菜作りは万全。あとは2~3週間ほど寝かせます」
選テク:畑で行う農業の天地返しのやり方・連作障害対策としての土作り①
選テク:“天地返し”でリフレッシュ。加藤「5年に1回ぐらい行う作業として“天地返し”という作業があります。表面約30cmくらいの土を掘り起こして、その下の土と入れ替える作業なんですよ」
選テク:畑で行う農業の天地返しのやり方・連作障害対策としての土作り②
天地返しをすると連作障害を防げる。同じ場所で同じ科の野菜を続けて栽培すると作物の成育が悪くなることを連作障害と呼ぶ。植える場所を毎年変えることで防げるが、定期的に天地返しを行うと被害がより少なくなる。
選テク:畑で行う農業の天地返しのやり方・連作障害対策としての土作り③
やり方はまずスコップで深さ30cmほど土を掘り、片側に置く。次にその下を深さ30cm掘り、反対側に置く。掘った土の上下を入れ替えれば作業完了。栽培する野菜が少ないこの季節、ぜひ挑戦してみてください。
選テク:畑で行う農業の天地返しのやり方・連作障害対策としての土作りメモ
土のリフレッシュ。作業期間は寒起こし:厳寒期。寒肥:寒起こし1か月後から。天地返し:通年。
趣味の園芸・ダイアモンド・ユカイが学ぶ寒起こし・寒肥・天地返し
趣味の園芸やさいの時間
寒い今の時期、育てる野菜が少なくなり畑も空いてきた頃。そんな畑の土は病原菌が増え、栄養もなくなっています。そこで、またおいしい野菜が育つ畑に生まれ変わる方法をご紹介!それは「寒起こし」と「寒肥」という作業。どちらも畑に野菜が少ないこの季節におすすめの管理。次シーズンの野菜の収穫量アップのチャンスです!ぜひご覧ください!(趣味の園芸やさいの時間)