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絵あわせ百人一首「わが袖は…」

絵あわせ百人一首「わが袖は…」

わが袖(そで)は潮(しお)干(ひ)に見(み)えぬ沖(おき)の石(いし)の
人(ひと)こそ知(し)らね乾(かわ)く間(ま)もなし

【百人一首解説】
「人は知らないでしょうが、私の袖は、引き潮のときにも見えない沖の石のように、涙で乾くひまがないのです」という歌。「寄石恋」というテーマのもと、深い海の底にある石と、自身の秘めた恋の悲しさを重ねました。恋に結びつきにくい石を、うまく歌にしています。