園芸家・深町貴子「今回は身近にあるものを使ってハーブの水耕栽培を紹介したいと思います」今回使うのはコレクションボックスやグラスなど。深町「まずは手軽で簡単にできる栽培方法から紹介しようと思います」

グラスを使ってバジルを作る。バジルはパスタやピザなどのトッピングに使う風味豊かなハーブ。ちょっとでもあると便利。用意するのはハサミ、紙タオル、装飾用ストーン、グラス、バジルの種。バジルは種から育てる。

紙タオルにグラスの口を押し当て型を取る。型に沿ってハサミで切り取る。続いてホームセンターでも購入できる装飾用ストーンを容器の３分の２程度の高さまで入れる。榊原郁恵「お水を入れるだけできれいな感じ」

選テク：紙タオルにタネをまく。紙タオルをストーンの上に置く。紙タオルが浸る高さまで水を入れる。紙タオルにタネをばらまきする。タネの間隔は５ｍｍ～１ｃｍ目安。これで完成。後は明るい場所に置いて育てよう。

深町「こちらはコレクションボックス。ハーブコレクションを作ろうと思います」榊原「なるほど～」厳選テク：茎や枝を捨てずに有効活用。ここではタネや苗ではなく茎や枝を使う。手入れで切った茎や枝を活用する。

挿し木にするのは６種。タイム、ミント、ステビア、レモンバーベナ、ローズマリー、バジル。登録品種の挿し木は個人で楽しむ範囲で。コレクションボックス、容器（６種）、化粧砂利、さし木ベッド、カッターを用意。

深町「ここでは挿し木用のベッドを使います」榊原「見た目カレーのルーに見えるじゃないですか。よくフラワーアレンジメントのお花さしてある下に入ってますね」深町「ここにハーブをさしていきます」

植物の茎や枝の一部を切り取り育てる栽培法を挿し木という。これは挿し木に用いられる園芸用資材。ここにハーブを挿して使う。まずはカッターなどで使う分だけ切り離し、水を入れたトレイで十分吸水させる。

続いて水に浸しておいた下半分の葉を取り除く。そして挿し木用ベッドに挿す。次に化粧砂利を容器の底が隠れる程度敷く。その上にハーブを置き、挿し木用ベッドが見えなくなるくらい、さらに砂利を足す。

最後に水を入れる。目安は容器の３分の１程度。コレクションボックスにお好みで配置。インテリアとしてもばっちり。深町「今後は明るい場所で育ててください。肥料は２週間に１回、液体肥料を入れていただきます」

見た目に楽しいその姿はまさにハーブの箱庭。ぜひお好みのハーブで楽しんでみてください。ハーブ栽培メモ。栽培時期：年中栽培可能（室内）。収穫：バジル、コレクションボックスのハーブ、茎や枝が伸びたら適宜