西城秀樹「ギャランドゥ」にINIの藤牧京介が挑戦
INIの藤牧京介、FRUITS ZIPPERの鎮西寿々歌、仲川瑠夏が昭和レトロポップスを体感。案内人は数多くのヒット曲を手がけた音楽プロデューサー・西山宏明さん。今回の楽曲は西城秀樹「ギャランドゥ」。
70年代アイドルにしてエルビスプレスリーのようにロックスターでもあった西城秀樹
西山さんいわく「リズムも歌詞も大人っぽいですよね。西城秀樹さんは70年代のアイドルとしてはセクシーで、歌のテクニックもあって、エルビスプレスリーみたいなロックスターの雰囲気を持った人だと思います」
もんたよしのり作詞・作曲「ギャランドゥ」の意味は?
ところで「ギャランドゥ」は何となく英語っぽい響きの意味のない言葉。作詞したもんたよしのりさんが仮歌で作った時のノリがそのまま入っているという。藤牧さんが歌唱に挑戦。もうちょっと迫力が欲しいかな?
今井マサキの歌い方レッスン・西城秀樹のすごさは洋楽のエッセンスを取り入れた歌い方
ボイストレーナー・今井マサキさんの歌い方レッスン。「西城秀樹さんのすごさは洋楽のエッセンスを取り入れてアクセントやニュアンスの引き出しを沢山入れていくところ。歌い方が派手でインパクトの強さもポイント」
一部の語を強く歌い、アクセントを強調することでグルーブのうねりが生まれる
藤牧さんが冒頭の「くやしいけれど」を普通に歌うと優しく聞こえる。「『く』や『し』など一部の語を強く歌い、アクセントをより強調することでグルーブのうねりがものすごく強く出るんですよ」と今井さん。
カラオケ「ギャランドゥ」・「泣き」の響きを入れることで生まれる西城秀樹節
「で、ちょっと泣きの響きを入れるんですよ。ただの強弱じゃなくて泣きの響きを入れることでいわゆる秀樹節みたいなものが生まれている。意識してやってみるとこのアクセントがもっと強く出る」
「た行」や「か行」の前に小さな「っ」を入れるとリズムが躍動してワクワクが生まれる
「た行とかか行とか、破裂する音の前は小さな『っ』を意識する。そうやって入れるとリズムがもっと躍動するよね。アップテンポの中で弾んでくるようなワクワクするのが生まれてくる」
カラオケ・1回目の「ギャランドゥ」は強く、2回目はささやく
「『ギャランドゥ』を2回繰り返すとき、最初の『ギャ』という言葉を強く打つ。2回目はちょっと囁くような色っぽい歌い方をするの。そうすると表情が差別化されてすごくわかりやすくなる」
寝起きドッキリのように? 2種類目のささやくは活舌はっきりのウィスパー
「今度は2種類目のささやきが出てくる。『すきとおる白い肌』は活舌をはっきりさせたウィスパー。しかもリズムを出しながら。寝起きドッキリの『おはようございます』くらいに派手にやる」
西城秀樹もエルビスプレスリーも使ったヒーカップ唱法とは?
「昔、エルビスプレスリーというアメリカのすごい歌手の方がいて。その人が使っていた『ヒーカップ唱法』というしゃくりあげるみたいな(瞬時に地声から裏声に返す)テクニックを秀樹さんは使っていた」
藤牧京介が3つのポイントを意識して西城秀樹「ギャランドゥ」を熱唱!その成果は?
ポイントは「泣きのアクセント」「ささやき」「ヒーカップ唱法」の3つ。歌ってみた藤牧さんは「ここまでニュアンスをつけて歌うことが無かったので、普段とはまた違う自分が出せたんじゃないかなと思います」
西城秀樹「ギャランドゥ」の歌い方にINIの藤牧京介が挑戦!
趣味どきっ!歌って味わう!昭和レトロポップス
今、若者にエモいと人気の昭和の歌謡曲。キラ星のごとき名曲の数々を歌ってみよう。ヒット曲の数々を送り出してきたレコーディングディレクターによる楽曲解説、裏話。さらに有名ボイストレーナーによる歌い方熱血指導も。今回挑戦するのは西城秀樹「ギャランドゥ」。(趣味どきっ!歌って味わう!昭和レトロポップス)