孤児院で育ったアン・シャーリーはダイアナと親友に
『赤毛のアン』の主人公アン・シャーリーは孤児院から引き取られた想像力豊かな少女。当たり前の風景に素敵な名前を与え、感動の場に変えていく。そして美しいダイアナと親友になる。
脳科学者・茂木健一郎が読み解く『赤毛のアン』
そんな時、クラスメイトのギルバートがアンの気を引こうとして赤毛をからかい、けんかしたアンは黒板の前に立たされてしまう。アンは自分の不幸を赤毛のせいにするが、実は他に理由があると茂木健一郎は指摘する。
コンプレックスを受け入れ、人生を歩み始めるアン
ある時、ダイアナの妹が熱を出す。アンは孤児院での子守の経験をいかして、彼女の命を救う。コンプレックスだった生い立ちが役に立ったのだ。「自分の個性を受け入れた人は、人生を自分の足で歩み始められます」。
茂木健一郎が読む『赤毛のアン』~コンプレックスを個性に!
100分de名著
アン・シャーリーは、何の変哲もない風景もたちまち宝物に変えていく想像力豊かな少女。一方、自分の髪の色や、孤児院出身という生い立ちにコンプレックスを抱えていた。そんなアンは、ある出来事をきっかけにコンプレックスを「個性」として受け入れ、成長していく。名作「赤毛のアン」を通して、運命を切り開いていく生き方を読み解く。(100分de名著)