ビーズのアクセサリーやバッグが昭和レトロで再びブーム
今、再びブームとなっている昭和レトロなビーズ雑貨。バッグやブローチ、アクセサリー、ドレスなど、小さな粒が生み出す世界は無限大だ。
日本のシードビーズは粒がそろって質が高い
種のように小さいシードビーズの主な生産国は日本、チェコ、中国、インド。中でも日本製は質が高く、粒がそろって色や輝きにばらつきが少ないと言われている。広島県広島市にあるシードビーズの工場を訪ねる。
ビーズの作り方。熱した細いガラス管を引っ張り冷ます
ビーズの作り方は着色料を混ぜたガラス生地を20時間熱した後、適度な硬さに調整。成形炉に入れて穴を開けて管状にする。細いガラス管を30mほど引っ張っていくうちにほどよく冷えて固まり、管引機にセットする。
引っ張るスピードのバランスが一番難しい
切りそろえられたガラス管は厳しいチェックを受けて修正される。「引っ張るスピードを速くすれば細くなるし、遅くすれば太くなる。バランスが一番難しいところだけど、それが職人の技」とビーズ製造販売会社の工場長。
精緻な日本のシードビーズの裏には職人たちの熟練の技
小さくカットした後、加熱した炉の中で回転させて角を丸める。最後に熱で表面を溶かし、つやを出して完成。わずか2mmの粒には芸術品のような輝きがある。精緻な美しさの裏には職人たちの熟練の技があった。
職人の技が生み出す「ビーズ」昭和レトロなビーズ雑貨が人気
美の壺
今、静かなブームとなっている昭和レトロなビーズ雑貨。バッグやブローチなど小さな粒が生み出す世界は無限大。種のように小さいシードビーズの主な生産国は、日本、チェコ、中国、インド。中でも日本製は粒が揃い、色や輝きにばらつきが少ないと言われている。広島にあるシードビーズの工場を訪ね、ガラスから作り出されるミクロの芸術品に触れる。(美の壺)