LGBTのカップル・職場恋愛をしてもうすぐ10年
カナさん、ハルコさん(共に仮名)はLGBTのカップル。共に保育士をしており、ハルコさんが新人で入ったときにカナさんが先輩だった。職場恋愛でもうすぐ10年になり、「夫婦のような家族のような存在」という。
職場でLGBT講習会を開催しカミングアウト
カナさんが職場で個人的にLGBT講習会を開催し、その場でカミングアウトもした。すると、そこに新人として何もわからず参加したハルコさんが反応したという。
精子バンクから提供を受け、2人の間には2人の子どもが…
2人には実は子どもがいる。それぞれ出産していて、5歳の長女はカナさん、3歳の次女はハルコさんが産んでいる。精子バンクから精子を提供してもらって出産した。
「年を重ねたあとに、産んどきゃよかったって絶対に後悔しないの?」
ハルコさんは子どもほしい願望が強く、カナさんは諦めていた。だが、「50歳、60歳,70歳と年を重ねたあとに、やっぱり産んどきゃよかったって絶対に絶対に後悔しないの?」とハルコさんが詰め寄った。
決め手は「彼女と子育てをする営みは、すごく幸せだろうな」という思い
「いじめにあうんじゃないか」「パパがいないことをどう説明したらいいのか」など、一日一問ずつ押し問答する日々が続いた。決め手となったのは「彼女と子育てをする営みは、すごく幸せだろうな」という思いだった。
子どもが何に悩んだか言ってくれる親子関係を築きたい
2人流の子育てとは。ハルコさん「変だよと言われたときに、そういうのを気にしないでって子どもの心に小さいうちから積み重ねていきたい」。カナさん「子どもが何に悩んだかを言ってくれる親子関係を作るのが大事」
LGBTカップルの出会いや出産、彼女たち流の子育てに迫る
ねほりんぱほりん
つきあって10年のレズビアンのカップル。二人の“運命の出会い”から、一大決心をしてようやく手に入れた“新しい家族のかたち”を告白。「なぜ子どもを産んだのか?」「私たち流の子育て」について語る。(ねほりんぱほりん)