• オープニング メッセージ0:00

    オープニング メッセージ

    「私の原点、レーウェンフックの顕微鏡を紹介」「何かを見たい、知りたい、一つのことがとても好き、これが科学の原動力」「何か一つ、ずっと好きでい続けられれば、皆さんもすごい発見ができるはず」

  • 福岡ハカセができるまで4:46

    福岡ハカセができるまで

    「少年時代、いつも虫ばかり追いかけていた内向的な虫オタク。」「両親から贈られた顕微鏡をきっかけに壮大なミクロコスモスのとりこに」「アマチュアから偉大な科学者となったレーウェンフックに刺激されて生物学者へ」

  • 生命は「流れ」という発見11:45

    生命は「流れ」という発見

    「ボロ雑巾のようになりながら働いたポスドク(博士研究員)時代。今にして思うと自分の好きなことに集中できた人生最良の時代」「我々の身体は絶えず入れかわる動的な状態にあると同時に、常にバランス(平衡状態)を取り直している」「一つ部品がなくても何とか乗り越えて新しい状態を作っていける、そこに生命の本質があるのではないか」

  • 「壊しながら長く保つ」とは36:11

    「壊しながら長く保つ」とは

    「私たちの身体は大きな一枚のジグソーパズル。相補性をもって、内部の組織が関係性を絶えず保ちながら全体が保たれている」「なぜ絶えず壊し、作り変えているのか、それは長生きするため、長くもたせるため」「エントロピー増大の法則に抗うため、生命は自らを分解している」

  • Q&A パート①41:06

    Q&A パート①

    「Q,単細胞生物にも動的平衡はあるのか?」「Q,人間社会も動的平衡のように壊しては作り変えるということが必要か?」

  • 理系から文系へ転向?!いま、研究者として目指すもの48:52

    理系から文系へ転向?!いま、研究者として目指すもの

    「科学をとりまく様々な問題、例えば、遺伝子組み換えや生殖医療などは、科学だけでは解決できない」「科学技術がどんどん進展するなかで、その技術をどう使うべきか、解釈すべきかは、科学と文化、科学と社会、科学と歴史などを相補的に考える必要があり、研究室にだけに閉じこもっていても答えはない」

  • 「利他」がこの世界を支えている57:29

    「利他」がこの世界を支えている

    「20世紀は利己的遺伝子論が一世ふうびしたが、それは一面的な見方。生物は利他的な、他のもののために生きる」「生きているというのは常に流れの中にあり、動的平衡状態を保っていて、絶えず何かをもらいつつ、何かを渡している利他的な行為と」「我々人間も大きな流れの中の一部であって、威張るな人間、というのが教訓であり人間の責任」

  • Q&Aパート ②1:01:49

    Q&Aパート ②

    「Q、これからのモノづくりやデザインはどうあるべき?」、「Q、好きなものがすぐにコロコロ変わってしまうが、変わらないようにするにはどうしたらいい?」、「Q、研究を続けていきたいが経済面が不安。どのようにお金を工面していけばよいか?」

生物学にとどまらず、分野を超えて多彩に活躍する研究者・福岡伸一。内向的な昆虫少年だった福岡は、両親から贈られた顕微鏡により「生命」の魅力に目覚めていく。試行錯誤した海外での研究者時代、そして、「生命を部品の集まりとしてではなく、常に壊して作りかえる“流れ”」とする「動的平衡」という新たな生命観が、環境や組織、社会の持続可能性にとって重要であることを悟っていく。

福岡伸一 (生物学者)

福岡伸一 (生物学者)

生物学にとどまらず、分野を超えて多彩に活躍する研究者。「動的平衡」「利他」などをキーワードに「生命とはなにか」を分かりやすく伝える活動にも定評がある。

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