0:00
オープニング メッセージ
「私たちのものづくりが、流行ではなく、日々の暮らしで長く使ってもらったり、様々な記憶となって良い暮らしを支えるような存在になる、今日はそんなお話しをしていきたい」
2:25
幼年期の皆川明 そしてファッションとの出会い
「怪我で陸上競技の選手生命が絶たれた後、フランスへ旅行。そこで偶然、ファッションと出会う」「ファッションもインテリアや建築と同様に、1年で消費されるものではなく、長く受け継がれていくものにできないか」
6:39
27歳でオリジナルブランドを設立
「デザイナーとしてのキャリアはゼロ、営業の方法も分からない、服は一着も売れない」「これが貴重な経験に。一つ一つどうすればいいかを考えることの大切さ。1着を買ってもらうことの大切さやその喜びに」
16:29
対話コーナー①
Q「皆川さんが、子どもの頃に好きだった遊びは?」、Q「絹織物をどうやって未来に残していく?」、Q「皆川さんが初めて人を雇ったときは、どんなことを考えた?」
28:09
「直感」の大切さ
「直感とは、人生の経験からくる想いで、瞬間的に決めているように見えて、実は人生全体で決めている」「だから、今の自分の素直な思いを大切にあまり悩まず決断。むしろ、その後の行動に時間をかけることが大事」
33:30
「100年つづく」ものづくり
「1つのデザインをワンシーズンで終わらせず、長く作り続けることで、開発や労力を継続的に有効的に使うことができ、製造工場を守ったり、続けていくことにつながる。デザインとものづくりの現場との共存が大事」
38:36
「人生の記憶」につながるデザイン
「デザインが1度、ものになり、良い記憶となっていくことが大切」「ものは単に機能的に使うのではなく、人生とともに過ごしていくもの」「自分の人生の記憶を腐らせずに、発酵・熟成させて生かしていくことが大切」
47:12
対話コーナー②
Q「どんな瞬間にデザインを思いつく?」、Q「直感や感性を養うにはどうすればよい?」、Q「ファッションにおけるサステナビリティをどう考える?」
1:01:30
エンディング メッセージ
「今後、国際的に人と人とのつながりが増える中で、何を大事に、何に共感して、人間全体がより良い世界を作っていきながら、この地球がよくなっていくかを考えていけることに希望を感じている」
流行に左右されず、長年着られる普遍的な「特別な日常服」で広い世代から支持される皆川明さん。日本各地の生地産地と深い関係を紡ぎ、生地から作り出す独自のものづくりを続けてきた。ブランドを立ち上げたのは1995年。「せめて100年続けたい」という思いでファッションからスタートした活動は、現在暮らしのあらゆる場面へと拡張。その姿勢は一貫している。「つくることにも、使うことにも、喜びをもたらしたい」。

皆川明 (デザイナー)
オリジナルの図案・テキスタイル(布地)で作られた服や小物・インテリアなどのデザイン活動が、国際的にも高い評価を受ける。講義一覧
豪華講師陣による講座番組をフルバージョンでお届け。講座内容はpdfでもダウンロードいただけます。
1:22:55
ハリウッド映画の世界を特殊メイクで支えてきたカズ・ヒロ。精緻な技術で現代美術にも挑む彼が一貫してこだわり続けているのが人間の「顔」だ。きっかけとなったのは幼い頃の「トラウマ」とも言える体験。日本を飛び出しハリウッドの映画界に飛び込んだ原動力はどこから来たのか?自らの力で人生を切り開いてきた特殊メイクのトップランナーが、今何かを始めようとしている次世代に「一歩踏み出すためのヒント」を伝える。
カズ・ヒロ
1:03:40
太平洋戦争を中心に膨大な資料をひもといてきた戦史調査の第一人者・戸髙一成さんによる特別講義。館長を務める大和ミュージアムの見どころを一挙解説。戸髙さんが保管する、戦後に行われた旧日本海軍将校たちによる「海軍反省会」肉声テープを公開。ミッドウェー作戦や特攻作戦に関わった当事者の証言は今の時代に何を伝えるか。「戦争を体験していない私たちは、未来に何をどう語り継いでいくのか。」戸髙さんと共に考える。
戸髙一成
1:23:16
世界遺産『サグラダ・ファミリア』の装飾・彫刻を作り続けてきた外尾悦郎。スペインの内戦で設計図や模型など多くの手がかりが消失する中、外尾たち後継者は「建築家・ガウディの目指す先」を読み解きながら、唯一無二の造形を作り上げてきた。「最大の敵は自分」として、自問自答しながらサグラダ・ファミリアと向き合ってきた外尾の信念とは。異国の地で困難を乗り越え、居場所を見つけるために大切なこととは何か、語っていく。
外尾悦郎
1:16:03
国際的な芸術祭や美術館の展覧会を数多く手がけるキュレーターの片岡真実さん。「現代アートは難しいと言われるが、それは現代社会が複雑だから。アートは現実を反映している」と語る。「現代美術館は世界を学ぶ教室である」という信念のもとに企画した「ワールド・クラスルーム 現代アートの国語・算数・理科・社会」展など、現代アートを通して見る世界の多様さ、多様だからこその美しさ、キュレーターの役割について語る。
片岡真実
1:20:53
睡眠覚醒を司る脳内物質「オレキシン」を発見するなど、睡眠メカニズムの解明で世界をリードする睡眠学者・柳沢正史。そもそも、なぜ私たちは眠らなければならないのか?“眠気”とは何なのか?とても身近な睡眠は実は謎だらけ。90分サイクルやショートスリーパーなど、睡眠にまつわる話には誤解も多いという。良い睡眠を確保するコツや、独自の研究手法で見えてきた“眠気”の正体など、睡眠の最新情報を語りつくす。
柳沢正史
1:10:37
知的でクールな印象で世界を魅了するトップモデルの冨永愛。かつては、179cmという高身長をコンプレックスに感じ、自分に自信を持てずにいたが、モデルの仕事を通して、ある日突然、短所が長所にもなり得ること、嘘でもいいから自信を持つことで、実感が追い付いてくるなど、成功体験を積み重ねていく。誰も正解を教えてくれないモデルの世界でトップであり続けるためには「自分の内面と向き合う」ことが大切だと語る。
冨永愛
1:26:35
アジア人として初めて、世界ランキング4位まで上り詰めた、女子テニス界のパイオニア・伊達公子。なぜ小柄な体格で世界ランク上位で戦えたのか。なぜキャリアの絶頂期26歳で引退し、なぜ37歳にして現役に復帰、なぜ46歳まで続けられたのか。「なぜ」だらけの伊達の人生をひも解いていく。たどり着いたのは「勝敗の先にある豊かな世界」
伊達公子
1:17:50
「ベートーヴェンはロックだ!」を切り口に、一貫してミニマル・ミュージックを手掛けてきた立場から、音楽における「リズム」の重要性やクラシック音楽の価値について語る。また、久石が考える「自然のような秩序をもつ」音楽とは一体、どのような意味か。「逃げ出したくなる」と語る、日々の壮絶な創作活動の中でたどり着いた、久石にとっての理想の音楽の姿に迫る。
久石譲
1:13:12
カタールW杯で、強豪スペインやドイツ相手に勝利をおさめた森保JAPAN。森保監督のチームマネジメントの方法は独特。ぐいぐい選手たちを引っ張るトップダウン型の”ボス”ではなく、選手ひとりひとりの状態を見極め、全員の意見にひたすら耳を傾ける。それが選手たちのやる気と才能を引き出し、強いチームを生み出すのだ。森保監督の「チームを率いる極意」や「逆境に打ち勝つ方法」など、すぐに活かせる人生のヒントを学ぶ。
森保一
1:17:43
最新のテクノロジーを駆使し、ピラミッドの謎に挑むエジプト考古学者・河江肖剰。ドローンを用いた3D計測で、ピラミッドの精密な3Dデータを生成するなど、新たな形で謎に挑む「新世代の探求者」だ。「謎を解き明かしたい」と突き動かすその原動力とは?高校卒業後、単身エジプトに向かい、試行錯誤の日々の中で気づいたのは古代エジプト人の”意外な素顔”だった。古代から届いた声に耳を傾け、人生のヒントを学ぶ。
河江肖剰
1:19:15
「人間とテクノロジーの関係性」を考え続け、誰も見たことのない作品を生み出すアーティスト・プログラマー・DJの真鍋大度さん。好奇心旺盛な若き日々、思い通りにいかない就職や失業を経て、たどり着いた「アートの道」。拡張現実・ARやドローンを使った斬新な表現は、どのように生まれるのか。これまでの作品を振り返りながら、日々の創作・実験を通して導き出される真鍋流「アイディアを形にする方法」に迫っていく。
真鍋大度
1:12:35
生物学にとどまらず、分野を超えて多彩に活躍する研究者・福岡伸一。内向的な昆虫少年だった福岡は、両親から贈られた顕微鏡により「生命」の魅力に目覚めていく。試行錯誤した海外での研究者時代、そして、「生命を部品の集まりとしてではなく、常に壊して作りかえる“流れ”」とする「動的平衡」という新たな生命観が、環境や組織、社会の持続可能性にとって重要であることを悟っていく。
福岡伸一
1:10:50
12年連続三つ星レストランに選ばれている日本料理人・山本征治。四季折々の食材にこれまでにない料理法で息を吹き込み、「日本料理の革命児」と呼ばれる。革新的な料理はどのようにして生まれるのか?34歳の時に衝撃を受け、「今すぐ変わろうと思った」という人生の転機とは?新たな挑戦と進化を続ける山本が、今こそ伝えたいメッセージを語る。
山本征治
1:02:45
流行に左右されず、長年着られる普遍的な「特別な日常服」で広い世代から支持される皆川明さん。日本各地の生地産地と深い関係を紡ぎ、生地から作り出す独自のものづくりを続けてきた。ブランドを立ち上げたのは1995年。「せめて100年続けたい」という思いでファッションからスタートした活動は、現在暮らしのあらゆる場面へと拡張。その姿勢は一貫している。「つくることにも、使うことにも、喜びをもたらしたい」。
皆川明
1:06:42
「NHKアカデミア」第7回は人類学者・山極壽一さん。アフリカでゴリラ社会に飛び込んで一緒に生活、ゴリラが「平和的に暮らすこと」に長けていることを明らかにしたことで、山極さんは、人類の祖先も本来「平和的な種」であると見る。そこから、「なぜ人類は暴力をふるい、戦争をするようになったのか?」を考察、ひも解いていく。
山極壽一
1:08:51
「NHKアカデミア」第6回は建築家・妹島和世さん。建築と環境との調和において新しい風を吹かせ続ける建築家・妹島和世さん。まちや地域との調和をいかに実現しているのか、自身が手掛けた「金沢21世紀美術館」を会場に、建築の過去・未来についてたっぷりと語ります。
妹島和世
1:00:25
「NHKアカデミア」第5回は芸術監督・吉田都さん。名門「英国ロイヤル・バレエ団」の東洋人女性初のプリンシパル(最高位ダンサー)として、世界の舞台で活躍してきた吉田さんが、長年追求してきた「技術」と「表現」の世界を深く語り尽くす。挫折や困難に直面しながらもトップの座を守り続けてきた「折れない心」とは。幼い頃からの「夢を形にする力」とは。生きるヒントとなるメッセージを伝えていく。
吉田都
1:14:20
「NHKアカデミア」第4回はアニメ映画監督・細田守さん。ヒット作品を出し続け、長く愛されるために大切にしていることとは?参加者との対話から、「作品を面白くするための監督の役割」「テーマの選び方」「ストーリーテリングのコツ」の極意から、迷ったときによい人生につなげるヒントまで、広く・深く迫っていく。
細田守
1:05:46
「NHKアカデミア」第3回は宇宙物理学者・村山斉さん。宇宙138億年の真実を探る理論物理学のトップランナー。36歳の若さで名門カリフォルニア大学・バークレー校の教授となった村山さんが「宇宙も人生も数学の言葉で書かれている」をテーマに、宇宙誕生の秘密から、人生訓まで、数式を駆使しながら語り尽くします。
村山斉
1:08:55
「NHKアカデミア」第2回は恐竜学者・小林快次さん。新種を次々と発見し、恐竜界の常識を覆してきた小林さんが、どのように研究に目覚め、そこから何をつかんだのか。化石発掘の醍醐味、恐竜最大の謎「大量絶滅」の最新知見や人類の未来にも迫る。
小林快次
1:08:20
各界トップランナーが語るWEB講座「NHKアカデミア」。第1回は生命科学者・山中伸弥さん。iPS細胞誕生までの挫折や不安、そこから掴みとった「ゆるぎないメッセージ」を伝えます。
山中伸弥