太陽が放出するエネルギーは莫大。そんな太陽にも寿命がある
太陽の年齢は46億歳。放出するエネルギーは莫大で、人類が消費してきたエネルギーを1秒間で上回る。そんな太陽にも寿命はある。現在太陽は核融合で水素をヘリウムに変化させている。
60億年後、太陽の核融合で水素が全てヘリウムへ変わった後に起きること
60億年後。水素が全てヘリウムへ変わり中心温度が上昇。すさまじいエネルギーを放出し約200倍に膨張。次第にガスが放出され、太陽の重力が弱まる。その影響で地球は太陽に飲み込まれずにギリギリを回る。
太陽は白色矮星になり惑星状星雲を照らす
核融合を終えると中心部は収縮を始める。最後に白色矮星が残る。白色矮星は周囲のガスを照らし輝く。これが惑星状星雲。数万年後、白色矮星の温度が下がり、星雲は少しずつ消えていく…。
太陽の寿命が尽きても、それで終わりではない
だが「太陽最後の日」はこれで終わりではない。飛び散ったガスは宇宙空間に広がっていく。そして別の星が誕生する材料「プレソーラーグレイン」になる。我々の太陽系も別の星の死から誕生したという証拠だ。
「人間と星は似ている」先祖のおかげで存在し、やがて子孫を残す
宇宙望遠鏡科学研究所ジェーソン・カリライ博士は言う。「私たちは先祖のおかげで存在しやがて子孫を残します。星も同じです。前の世代の星くずから生まれ、最後には次世代を生み出す材料を提供するのです」
太陽の寿命・宇宙誕生から繰り返されてきたストーリー
太陽は死を迎えても次の世代の星につながっていく。宇宙誕生から繰り返されてきたストーリーだ。
太陽の寿命が尽きるとき・宇宙誕生から繰り返されてきた物語
コズミックフロント
生命に終わりがあるように、星にも終わりはある。では、私たちを照らす「太陽」の終わりは?約60億年後に起こる「太陽最後の日」をシミュレーションCGでご紹介。その時一体何が起こるのか。(コズミックフロント)