スター誕生・奇跡の瞬間~星の誕生に必要なのは原子
宇宙のどこかで今も星が生まれている。星の原料は水素などの原子。しかし宇宙空間には平均すると1cm³辺り水素原子1つしかない。
スター誕生・奇跡の瞬間~超新星爆発で星が滅んだ時の衝撃波で新しい星の元が生まれる
誕生のきっかけはすでにある星が最期を迎えた時の「超新星爆発」。衝撃波によってわずかな原子が掃き集められていく。幾万の水素原子が集まったとき星の元「分子雲」となる。夜空を見上げた時にある黒い雲が分子雲。
スター誕生・奇跡の瞬間~分子雲の中にフィラメントができ、分子雲コアが誕生する
やがて分子雲の中に密度が高い部分「フィラメント」ができる。フィラメントは重力でちぢれて丸くなる。「分子雲コア」が誕生する。分子雲コアの中で冷えたガスが中心に落ち「ファーストコア」ができる。
スター誕生・奇跡の瞬間~中心に原始星ができ、ジェットを噴き出し大きくなる
回転が早くなると円盤からガスが吹き出す。ファーストコアの中心にセカンドコア=「原始星」ができる。原始星は「ジェット」を噴き出し大きくなっていく。
スター誕生・奇跡の瞬間~原始星の中心で核融合反応が起き、星は誕生する
原始星ができてからおよそ100万年後、中心で核融合反応が起きる。こうして星は誕生する。この間およそ1000万年。たった一つの原子から始まる星の誕生。それは偶然の連続による奇跡の瞬間だった。
スター誕生の奇跡の瞬間・超新星爆発で宇宙に漂う原子が集合
コズミックフロント
夜空には無数の星々が輝いている。この星も人間と同じように誕生と死がある。星の死は「超新星爆発」がよく知られているかもしれない。では、星の誕生とは。その過程は、私たちの想像も及ばないような、まさに奇跡の瞬間。宇宙に漂う一つの粒子が星になるまでを、シミュレーションCGでご覧いただこう。(コズミックフロント)